2010年4月25日 Green Leaves
2010年 04月 25日
雨ばかり続いた今年の4月ですが、ようやくお日様が戻ってきました。
桜が終わり、いよいよ新緑のまぶしい季節・・・
でも、気温がまだ低めなので、冬の寂しさを引きずっているような雰囲気もありますね。
さて・・・Green LeavesならぬGreensleeves(緑の袖)です。^^
英国民謡として有名な曲で、いろんな人が取り上げていますが、今から500年ぐらい前に作曲された古い曲だそうです。
眉唾でしょうが、離婚するためにローマンカトリックと縁を切ったチューダー朝のヘンリー8世(1491年 - 1547年)が、その恋人で後に王妃となるアン・ブーリンのため作曲したという話もあるらしい・・・^^
Alas, my love, you do me wrong,
To cast me off discourteously.
For I have loved you for so long,
Delighting in your company.
Chorus:
Greensleeves was all my joy
Greensleeves was my delight,
Greensleeves was my heart of gold,
And who but my lady greensleeves.
ああ、私の愛した人は何て残酷な人、
私の愛を非情にも投げ捨ててしまった。
私は長い間あなたを愛していた、
側にいるだけで幸せでした。
グリーンスリーヴスは私の喜びだった、
グリーンスリーヴスは私の楽しみだった、
グリーンスリーヴスは私の魂だった、
あなた以外に誰がいるでしょうか。
歌のなかのレディ・グリーン・スリーヴスとは、魅惑的なファム・ファタールであったらしいです。
彼女と恋人との情事が草のなかで行われ、草の色が染みついて袖が緑色になった・・・上のYouTube画像の中にでてくるラファエル前派の画家、D.G.Rossettiの肖像画の女性の袖も、やはり緑色ですね。
当時、英国では緑色は娼婦のシンボルカラーだったそうな・・・緑って色にそんな意味があるとは知りませんでした。
それにしても・・・新緑のイングランドは美しいんだろうなあ・・・また英国行きたい病の発作が始まったようです。^^
愛知県みよし市にて
Pentax K200D
Tamron SP AF 90mm/F2.8 Macro