2010年7月19日 運河と自転車の街
2010年 07月 19日
「世界は神がつくり賜うたが、オランダだけはオランダ人がつくった」
そんな言葉があるように、オランダは13世紀以来、国土を干拓によって広げてきました。
いまだに国土の1/4は標高ゼロメートル以下の干拓地にあるんだそうです。
そんな国土ですから、どこに行っても運河がよく発達しています。
アムステルダムにはなんと、165の運河と1300程度の橋があるそうです。
また坂のない平坦な国土ですから、移動機関としての自転車の役割はとても大きく、人口ひとりあたりの自転車保有率は世界一なんだそうです。
「運河と自転車のある風景」、典型的なオランダの風景なんですね。^^
アムステルダムの街角でも、そこらじゅうで自転車を止めてあるのを見かけます。
盗難防止のために、ゴツいチェーンで橋の欄干などにかけてあったりします。
また、ハンドブレーキのない自転車も多いですね。
じゃあどうやって自転車を制動しているのか・・・それは、ペダルを逆回転させることにより作動させるコースター・ブレーキというもので止めるんだそうです。
ブレーキレバーやワイヤが不要なためハンドル周りがすっきりする、握力の弱い子供でも制動力が得られる、長いワイヤを経由しないため応答がよいといった長所があるんだそうですが、微妙な制動力のコントロールが難しいらしいです。
アムステルダムの運河に面した古い建物、実に味わい深いです。
まさしくハウステンボスそのもの・・・私は行ったことがないんですけどね、長崎県のアレには。^^;
またよく見ると、運河に面した古い家屋の上部にはフックが付いているものが多いですね。
運河から重いものを運び込むときに、このフックに滑車をかけて持ち上げたらしいです。
左は運河に面した高級ホテル、"Del Europe"です。
17世紀に開業し、19世紀末に完成したアムステルダムを代表するホテルなんだそうです。
アムステルダムにいると、ついつい自転車ばかり撮っているのに気がつく・・・苦笑してしまいます。
上のようなカラフルな自転車も結構多いですね。
それぞれの好みでセルフ・ペイントしてしまうようです。
また、右のように荷物運搬用の特殊な自転車もよくみかけました。
このバスケットの部分に子供を乗せて走っている人もいましたね~♪
オランダ・アムステルダムにて
Pentax K200D
Tamron SP AF 17-50mm/F2.8 (Model A16)
Tamron AF 70-300mm/F4-5.6 (Model A17) 3,4枚目のみ