2011年8月20日 せせりだす看板と木組みの街にて
2011年 08月 20日
ドイツの古い街に行くと、舗道にせせりだした看板が多いのに気が付きます。
多くは古い時代に作られたものなんですが、モダンなお店の看板もやっぱりせせりだしているんですね~♪
これは何屋さんだったんだっけ・・・看板の面白さに釣られてお店を確認するのを忘れてしまいました。^^;
こちらはよくわかります・・・ピッツァ屋さんですね~、サタンっぽいおっさんが描かれてますから、相当辛いのがウリなんでしょうか。^^
笑っているティーカップ、実にシュールなんであります。
この街はクヴェートリンブルク(Quedlinburg)、こちらもハルツ山地の北麓にある街で、ヴェルニゲローデ同様昔ながらの木組みの家々が美しい街でした。
こちらは伝統的なせり出し看板ですね~、ラートハウスの隣にあるレストラン、「ツム・ローラント」の目印です。
ローラントはカール大帝(シャルルマーニュ)の甥で、中世の叙事詩「ローランの歌」 (Rolandslied) の主人公です。
こちらは軒先からせせりだすのよりさらに積極的、舗道の上にまでしゃしゃり出てきたレストランの看板です。
「うちは魚料理のお店なんだじょ~」と、実に旗色鮮明なんであります~♪
クヴェートリンブルクもかつては東ドイツに所属していた街で、その当時は西ドイツとの国境地帯でしたから人の出入りも制限されており、観光産業どころではなかったようです。
それゆえに中世から続く古い街並みが見事に保存されており、ユネスコの世界遺産に登録されました。
美しく装飾された家々、どれを見ても実に見ごたえがありました。
彩色された木組みの家もあれば・・・
すでにその色が落ちてしまった家もあり・・・
また、褪色したものを塗りなおした家もありました。
しかし、この木組みの家並みが続く風景は英国の田舎町に似てますねえ・・・マーチーズとかイーストアングリアと言われても納得します♪
やはりアングロ・サクソンの故郷は、ドイツのニーダーザクセンのあたりなんですね。^^
こちらはクヴェートリンブルクのマルクト広場です。
東西ドイツの統合により、西側からの観光客も増加しましたが、それでもハイデルベルクやローテンブルクに比べればまだまだのどかです。^^
ここでもアジア系の観光客には全く会いませんでしたね~♪
Quedlinburg, Germany
Pentax K-5
Tamron SP AF 17-50mm/F2.8 (Model A16)