2012年6月14日 コロナの思い出
2012年 06月 14日
スラントしたフロント・ノーズのデザイン・・・1960年代中旬ではとてもモダンで新鮮なデザインでした。
これは昭和39年(1964年)秋にデビューした、三代目のトヨペット・コロナの初期型ですね。
「アローライン」と呼ばれた傾斜したフロントノーズのデザインが特徴で、格子状のフロントグリルが「バリカン」を想起させるらしく、後になって他のモデルのコロナとの区別をするために「バリカン・コロナ」と呼ばれることが多くなりましたね。^^;
この懐かしいバリカン・コロナが展示してあったのは、トヨタ自動車の技術本館ロビーなんであります。
この技本ロビー、歴代のトヨタ車が展示されていてとても興味深いです。
トヨタのフラッグシップ、LFAのスケルトンモデルが展示されていたこともありますし、先日までは初代カローラが展示されていました。
昭和30年代にデビューした車らしく、内装は実にノスタルジック・・・ベンチシートにコラムシフトですね♪
実はこのバリカン・コロナ、我家に最初にやってきた自動車だったんであります。
当時、外資系企業で働いていた母がセールスで表彰され、ご褒美としてこのコロナをもらいました・・・まだ免許持ってなかったんですけどね。^^;
コロナがうちにやってきた日のことは、いまだによく覚えています・・・母に「今日は何時に来るの?」と聞いてばかりいたような気がします。^^;
母はこのコロナが大いに気に入ってトヨタファンになってしまい、以降病気で車に乗れなくなるまで、ず~っとトヨタ車ばかり買っておりました。
最初はこのバリカン・コロナでしたが、それ以降はコロナ・マークIIばかりで、初代の「イーグルマスク」と呼ばれたT60型から始まって、流麗なラインの2代目X10型、単眼二灯式でJaguarを思い起こさせる三代目X30型、直線基調の4代目X60型、ハードトップ・セダンとなった5代目X70型までうちにありましたね。
また、社会人になって私が会社から支給されたのが6代目X80型のハードトップでした。
つまり私とコロナ・マークIIとの縁は実に長く、小学生低学年から社会人になるまでずっと一緒だった、というわけですね。
その反動なのか、今まで自分でお金を出してトヨタ車を買ったことがありません。
今まで買ったことがあるのは、ダイハツ・ホンダ・ニッサン・イスズ・オペル・ボルボ・BMW・メルセデス・アウディ・マツダ・・・あはは。^^;
でも、今は仕事でトヨタに来ているアメリカ人に日本語を教えているためか、トヨタに情が移ってしまい、次に買うならトヨタ車だな、なんて思ってますけどね。^^;
愛知県豊田市トヨタ町 トヨタ自動車技術本館にて
Olympus Pen mini E-PM1
Lumix G 20mm/F1.7 ASPH