Copyright © 2008-2015 Black Face Sheep All Rights Reserved
2012年8月4日 熱き心を伝える記念館
b0134829_1842575.jpg

ラジエーターグリルの上に誇らしく輝くエンブレムは「豊」のシンボル・・・
これはトヨタ自動車の前身となる豊田自動織機製作所自動車部が、1936年に完成させたトヨタ初の生産型乗用車、トヨダ・AA型ですね。
アメリカ・クライスラー社のデソート・エアフロー(1933年)に強い影響を受けていたそうです・・・初期のトヨタでは、アメリカ車を分解してその構造を徹底的に解析したそうですね。

b0134829_1843730.jpg

このトヨダ・AA型乗用車は同時期のアメリカ車に匹敵する流麗な流線型デザインで、5人乗りの3,400cc車でした。
さて、ここは豊田市郊外の丘陵地帯にあるトヨタ鞍ヶ池記念館、その中にあるトヨタ創業展示室の中なんであります。
トヨタ創業期の年表や写真や重要車両の展示、創業期の特徴的なシーンを再現したジオラマや挙母工場のジオラマが展示されています。

b0134829_1851425.jpg

こちらはトヨタ自動車創業者の豊田喜一郎氏であります。
「ただ自動車をつくるのではない。日本人の頭と腕で、日本に自動車工業をつくらねばならない。」とあります。
おお、なんという志の高さでしょう・・・ちょっと感動しました・・・こんな熱い気持ちでクルマ作りをはじめたとは知りませんでした~♪

b0134829_1852996.jpg

こちらは私も記憶にある自動車で、トヨペットクラウン(RS型)、「観音開きのクラウン」なんであります。
喜一郎の熱い気持ちは、残念ながら彼が生存中には実現しませんでしたが、昭和30年(1955)にこのクラウンが完成したことで、その夢が実現したと言っていいでしょう。
このトヨペット・クラウン、わが国初の本格的国産乗用車で、この年を境に日本の国産乗用車時代が始まったと言えるのではないでしょうか。

b0134829_1854955.jpg

そして、こちらはぐっと新しい車です・・・2009年のドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースを走ったレクサスLF-Aの14号車です。
このレース、トヨタ現社長の豊田章男氏もドライバーとして参戦したので、この車体には章男社長のニックネーム、モリゾーも描かれていました。
この章男社長、創業者喜一郎氏の孫にあたりますが、喜一郎氏の熱い心をよく受け継いでいる経営者のように思えます。
彼が社長になってから発表された車はそれまでのトヨタ車とは一味も二味も違う・・・車好きの心を捉えているように思うんですよね~♪

b0134829_186577.jpg

こちらは喜一郎氏の父親で、発明王と呼ばれた豊田佐吉氏の発明した、無停止杼換式豊田自動織機(G型)であります。
この自動織機は大正13年(1924)に豊田佐吉によって開発されたことになっていましたが、実際には息子の喜一郎氏が開発したらしいです・・・
喜一郎氏は単なる発明家ではなく、、東京帝国大学工学部機械工学科卒業の生粋のエンジニア・・・さもありなん・・・って感じなんであります。^^
 
b0134829_1861777.jpg

さて、記念館の屋外に出てみると、こんな洋館が見えてきます・・・
これは喜一郎氏が昭和8年に名古屋市郊外の八事・南山町に建てた別荘で、通称“南山農園”とも呼ばれていたそうです。

b0134829_1864341.jpg

設計は、愛知県の近代建築の大御所、鈴木禎次氏です。
彼は旧名古屋銀行本店、松坂屋本店、岡崎銀行本店、旧中埜家住宅、伴華楼(揚輝荘)などを、英国ビクトリアン・ゴシック風味なデザインで設計しましたが、この喜一郎邸はちょっと変わった意匠でデザインされています。
なんて言うのかな・・・ちょっとガウディっぽい遊び心が感じられるんですよね♪
喜一郎氏が在職中には、会社の休日ににここにエンジニアたちを集めて、車両開発の相談をしていたのだとか。
残念ながら内部は非公開ですが、年に一度(晩秋)は5日間ほど特別公開があるらしいので、また再訪してみたいと思っております♪

愛知県豊田市池田町南250番地 トヨタ鞍ヶ池記念館にて
Olympus Pen mini E-PM1
Lumix G 20mm/F1.7 ASPH
[PR]
by blackfacesheep | 2012-08-04 19:26 | Still Life
<< 2012年8月5日 トリステー... 2012年8月3日 碧空の変電所 >>