2012年9月13日 香港に残る英国ヴィクトリアン
2012年 09月 13日
二階建てのトラム(市街電車)がカーブを曲がっていく街角・・・香港のシンボルとも言える風景ですね。
そのトラムの向こう側に見える赤煉瓦の建物は、西港城もしくはウェスタン・マーケットと呼ばれる20世紀初頭の建築物です。
この上環(Sheung Wan)地区は、香港島で古くから栄えた由緒ある土地で、この赤煉瓦造りの西港城は1906年に作られました。
赤煉瓦と白大理石を組み合わせた美しい建築様式は、旧宗主国の英国ビクトリア朝後期様式で、日本でも辰野金吾氏がよく使った手法です。
この赤煉瓦による建築、今もショッピングモールとして使われているので、中に入って見ました。
端正な赤煉瓦積と鍛鉄製のハンドレールが美しいですね~♪
窓に使われている金具も、かなり気合の入った古さなんでありました。
この丸窓もビクトリアンではよく見かける意匠なんであります♪
この西港城、2階部分は布地屋さんで占められており、クラフト好きの相方にはたまらない場所でしたねえ。^^
一階部分はトラム専門の模型屋さんや、お土産屋さんも入っておりました。
上の写真に写っている翡翠もどきのキーリング、10香港ドルです・・・100円ってことですね~♪
また、岐阜県多治見市に本拠地のあるチョコレートショップ、「シェ・シバタ」さんの香港支店もこの「西港城」に入っているのでありました。^^
香港上環徳輔道中323号、西港城にて (The Western Market, 323 Des Voeux Rd. Sheung Wan, Hong Kong)
Pentax K-5
Tamron SP AF 17-50mm/F2.8 (Model A16)