2013年4月1日 何かが始まる場所、何かが始まる季節
2013年 04月 01日
今日から4月1日、新年度が始まりますね。
桜が満開に咲く駅、何かがこれから始まるという予感に満ちているような気がします。
上の写真の左側に写っている若者も、これから列車に乗って、新しい生活に出発するところなのかもしれません。
知立方面から赤い名鉄列車がやってきました。
名鉄三河線・平戸橋駅、普段は地味な駅ですが、桜の季節には息をのむほど美しい駅に豹変します。
豊田方面の隣駅の越戸駅は、効率的ではあるものの無味乾燥な高架駅に変わってしまい、こういう素敵な情緒はもはや残っていません。
あまり乗降客の多いとは言えない平戸橋駅ですが、コンスタントに利用者はいるようです。
土曜日の午後でしたから、このおねえさんはこれからデートでしょうか、お花見でしょうか・・・素敵な未来が待っているといいですね♪
列車がやってくるという何気ない日常がいかに幸せなことか・・・桜はそんな喜びも表してくれる素晴らしい花なんであります♪
週末の土曜日に、廃駅となった旧三河御船駅で、「春は来るのに二度と列車が来ない」悲しみを撮りました。
その後で2つ南の駅、この平戸橋駅にやってきました・・・昨日の写真とペアにして、「悲しみと喜び」を撮り分けてみようと思ったのです。
年度末の3月31日には鎮魂歌のイメージをアップし、4月1日には年度始まりにふさわしく旅立ちのイメージをアップしたかったんであります♪
1枚目は、営業中の駅であることを暗示するために、列車を待つ人を画面の端に配置してみました。
はっきりわかる必要はないし、他の写真とメリハリをつけたかったので、50㎜の望遠端で一段絞り、F4でぼかしてみました。
2枚目は跨線橋の上から桜に囲まれた美しい平戸橋駅全体を俯瞰し、人間の要素を感じさせる名鉄の赤い列車が来るのを待って撮りました。
3枚目も人間の営みのある駅の雰囲気を出したかったので、乗客が来るのを待ちました。
しばらくしたらこの女性がやってきたので、1枚目の人物と対角になる右端に行くまで待ってシャッターを押しました。
逆光となり、女性の姿が潰れてしまったので、LR4でシャドウの階調を不自然にならないように引っ張り上げてやりました。
4枚目は・・・出発のイメージを出すために駅のプラットフォームを広角端の17㎜で切り取りました。
広角端でも、絞を開けて近接で被写体を撮ればボケます・・・桜を幸せのシンボルとしてシャープに撮りたかったので一段絞ってF4で撮りました。
愛知県豊田市平戸橋町 名鉄三河線 平戸橋駅にて
Pentax K-5
Tamron SP AF 17-50mm/F2.8 (Model A16)