2013年6月10日 尾張の国の一宮
2013年 06月 10日
紙垂(しで)の下がる風景・・・ここから先は神域だという象徴です。
外国人にとっては単なる白い紙切れでしかないでしょうが、日本人はこれを見ると特別の感情をいだきます。
理性で理解すると言うより、我々の心の中の魂が条件反射的に感応するという感じでしょうか・・・おそれと安らぎを同時に感じる場所です。
昨日の日曜日は、6月度のペンタックスリコー写真塾の街歩き撮影会で、愛知県北部の一宮市に行ってまいりました。
せっかく一宮に出かけたのですから、その一宮の名前の由来となった「尾張の国の一宮」、真清田(ますみだ)神社を参拝してまいりました。
ご神域のカラスです・・・街中で見るカラスはひたすらに野蛮な生き物に見えますが、神社で見るカラスは神々しく見えるのが不思議です。
八咫烏(やたがらす)のイメージが強いからなんでしょうか。^^;
神社にはつきものの絵馬のある風景です。
こちらは絵馬の図柄を拡大したところです・・・舞楽の蘭陵王でしょうか・・・華やかで重厚なデザインにしびれます。
こちらはお宮参りのお札です。日本の伝統的な意匠の素晴らしさが光っております。
この神社、歴史の古い産土神ですから、昨日も赤ちゃんを抱いた夫婦たちが参拝しているのを見かけました。
こちらは奉納されたお酒ですね・・・ぼかしてしまってよくわからないと思いますが、地元を代表する清酒が献納されておりました。
三浦先生の写真塾では、「主被写体の他に副被写体を画面に配置せよ」という構図上の考え方を徹底的に指導されます。
これは上の金具が主、雪洞と緑が副です・・・写真塾に入るまでだったら、金具をのんべんだらりと撮っておしまいだったと思います。
「副」があることで「主」が一層引き立つ・・・最近、少しずつわかってきました。^^
技術的な写真術は本を読めばある程度わかりますが、感性を磨くには良い先生に付いて刺激を受けるのが一番のような気がします。
1月から6月まで半年間、三浦先生のペンタックスリコー写真塾に出席していますが、独習に比べてはるかに得るものが多いです♪
愛知県一宮市真清田1-2-1 真清田神社にて
Nikon D600
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G