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2013年9月1日 働き者のゲルマン魂
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私の銀塩フィルム写真ブログで、ここのところずっと主役を務めているのは二眼レフのRolleiflex MXなんであります。
毎年7月~8月の真夏には、重量級のPentax 67 "The Bakepen"を持ち出すのがしんどくて、夏休みをさせております。
その点Rolleiflex MXは、中判機ながら小型軽量コンパクトで、めっぽう機動性が高いですね♪
昨年の4月に手に入れたカメラですが、稼働率はべらぼうに高く、8月末時点で272エントリを撮影しており、累計301エントリを誇る「ばけぺん」に迫る勢いなんであります。

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今回はあまり撮ったことのないアングルで撮ってみました・・・これはRolleiflex MXの背中側なんであります。
ウェストレベルファインダーに四角い窓が見えますが、これがいわゆるスポーツファインダーです。
二眼レフなので、基本的にはウェストレベルファインダーでフォーカシング・構図確認をするんですが、左右逆像なので動きの早いものは苦手・・・
そんなときにこのスポーツファインダーを使うと構図確認が非常に容易です・・・素通しですから当然左右正像です。^^v
その下のレンズはフォーカシング用で、ここを覗いてピント調整ができる、というのが、Rolleiflexの優れたところです♪
私の場合、スポーツファインダーを使うときはF11以上に絞ってパンフォーカスで撮ることが多く、フォーカシングは目測が多いですけどね。^^;

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さて、Rolleiflex MXの背中のこの表は何かと言うと・・・ISO50/100での露出の目安なんであります♪
このカメラには露出計が付いてませんが、ここに書いてある条件で露出すれば、ほぼ問題ないフィルム濃度の写真が撮れるようになっています。
5月~8月の日中、明るい場所や遠景風景はF16でSSは1/50秒・・・基本的には"Sunny 16"よりややオーバー目の露出を推奨していますね。
3月~4月、9月~10月は、お日様の出ていないときと同じ2倍の露出倍数だそうです・・・むむ、日本ではあてはまらないなあ。^^;
このカメラ、イーストアングリアからやってきた英国仕様ですから、かの地の夏以外の暗さが納得できたりする表なんであります。^^;

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こちらはRolleiflex MXの底部です。
このように三脚座の前にあるスライド金具を矢印の方向に回し、レンズ側に出ているラッチを起こすと、フィルム室が開きます。

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Rolliflexが優れているのは、そのフィルム装填が「オートマット方式」だという点にあります。
このように120フィルムを底部スプールにセットし、底部のローラーの下をくぐらせた後に90度回して背部のテイクスプールに巻き取らせ、蓋を閉めてクランクで巻き上げていきます。
このローラーが優れものでして、巻紙だけの部分とフィルムが始まる部分の厚みの微妙な違いを感知し、自動的に一枚目で巻き止まるのです♪
よりモダンなばけぺんですらスタートマーク式であることを考えると、いかにRolleiflexが先進的なカメラか、よくわかります。^^v

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フィルム巻上るためのクランクです。
このクランク、普段は左下の穴ぼこのところにノブが収納されておりますが、フィルムを巻き上げるときには、ノブを起こして反対側に倒します。
時計回りに一回転させると一コマ巻き上がります。
その後にクランクを反時計回りに逆回転させて、ノブを穴ぼこに収納すると、シャッターが自動的にコッキングされます。
これがRolleiflexの使いやすいところで、シャッターチャンスで、「あ、しまった、シャッターをチャージしてなかった・・・」という悲劇が防げます♪

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ウェストレベルファインダーを上から見たところです・・・これ、上下は正像ですが左右は逆像なんですね。
拡大用のルーペを起こして、この逆像を見ながら、左手でノブを回してフォーカシングを行います。
このMX、1954年製造ですから、フレネルグラスなどというしゃらくさいものは搭載しておりません・・・単なるすりガラスですね。^^;
それでも十分ピント合わせは可能なんであります。^^v

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こちらもRolleiflexならではの使いやすさの例です。
シャッター速度と絞りを調整すると、この窓にそれぞれの値が表示される仕掛けになっております♪
このセッティングだと、シャッター速度は1/125ぐらい、絞はf13ぐらいなんであります。

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上のビューレンズと下のテイクレンズの間にこれらの調整用ダイアルが設けられています。
手前のが絞調整ダイヤル、奥のがシャッター速度調整ダイヤルで、これらを調整すると、上の窓に値が反映される仕掛けになっているんですね。
つまり、ウェストレベルファインダーを見下ろしながらすべてのセッティングが可能、これがRolleiflexの使いやすさなんであります♪

Rolleiflex、よく廉価版のRolleicordと比較されることが多いですが、細部にこだわったゲルマン魂を味わおうと思えば、やはりRolleiflexの方が「らしさ」に溢れていると思います。

ちなみにうちのMXのテイクレンズは、Zeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5です。
人気のあるPlanar 80mm/F2.8に比べるとやや広角気味で半段暗いです・・・ボケが小さいんです。^^;
でも、Tessarですから絞開放からシャープです。^^
しかも・・・お値段も安いですから、とりあえずRolleiflexを使ってみたい人にはおすすめなんであります♪

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先日、越後のJ君からもらったドイツ製のお土産とともに記念撮影してみました。
ジク社の1/32スケールのトラクター、”Lanz Bulldog"とシュライヒ社の動物のミニチュア、そして私のRolleiflex MXですね。
どれもゲルマン魂を感じさせる精緻な作りなのでありました♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Nikon D600
Nikon Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
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by blackfacesheep | 2013-09-01 06:00 | Hardware
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