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2013年9月5日 電力王と女優のアール・ヌーヴォー
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先日越後のJ君が遊びに来た際に、名古屋の東区にある「文化のみち二葉館」に久しぶりに行ってきました。
ここは日本の女優第一号と呼ばれた川上貞奴が、そのパトロンであった福沢桃介と暮らしたハイカラ住宅でした。
福沢桃介は福沢諭吉の娘婿で、関西電力と中部電力の基礎つくったことで「電力王」とも呼ばれ、さらに名鉄の経営や大同特殊鋼などの一流企業の設立にも関わり、「名古屋発展の父」とも呼ばれる人物ですね。
今で言えばセレブ同志のカップルが生活した住宅ですから、当時の最新技術を駆使した素晴らしくモダンな住宅だったのであります♪

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中に入ると、美しいステンドグラスに目を奪われます。
1920年代の建築ですが、当時の最新流行のアール・デコだけでなく、その前のアール・ヌーヴォーのテイストも感じられますね。

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こちらはよりアール・ヌーヴォーな風味が強まったデザインの窓です。
ルイス・コンフォート・ティファニーやジョン・ラファージの流れをくむ、アメリカンなアール・ヌーヴォーの影響を感じる意匠ですね。

私は透過光フェチです・・・ステンドグラスを通して室内に入ってくる光が大好きなんです。
なかでもアール・ヌーヴォーに影響を与えたアーツ・アンド・クラフツ様式のステンドグラスが大好きで、英国旅行の際にそんなステンドグラスがインストールされた教会を探しまくり、数年間にわたって100以上訪問しました。
そのためか、こういう素敵な窓を見るとつい、図録的なアングルで撮ってしまいます。^^;

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こちらは旧食堂です。
ここのステンドグラスは凡庸ですが、どことなくアメリカ的なテイストを感じるインテリアになっておりますね。

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こちらも丸い出窓にかかっていた房飾りです・・・ま、これはレプリカでしょうけどね。^^;

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二階へ上がる螺旋階段の両脇に設置されたライトです。
これもアール・ヌーヴォーな意匠が美しいです・・・スコットランドのチャールズ・レニー・マッキントッシュを思わせる造形なんであります♪

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螺旋階段を上から見たところです・・・優雅なカーブが美しいですね♪

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2階のホールです・・・ここもマッキントッシュ風の灯火と造形がアクセントになっておりました。

名古屋市東区橦木町3丁目23番地 文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)にて
Nikon D600
Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 (Model A09II)
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by blackfacesheep | 2013-09-05 06:00 | Old Buildings
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