2014年1月2日 万代不易な正月
2014年 01月 02日
昨年末の12月28日に、私の所属する写真塾の撮影会で犬山市の明治村に出かけました。
クリスマスも終わり、新年を迎えるための飾り付けが印象的でしたが、この風景って、明治以来あまり変わっていないのかもしれませんね。
こちらは大井牛肉店の玄関に飾られていた注連飾りで、明治の建物や灯りにぴったり似合っておりました。
こちらは伊勢の宇治山田にあった旧宇治山田郵便局舎の注連縄飾りであります。
通常、松の内が過ぎると注連飾りは撤去されてしまうものですが、伊勢ではそれがが一年を通じて飾られており、神様との縁の深さを感じます。
こちらは呉服座の前に飾られていた角松であります。
スパッと鋭利に切られた断面が、正月のピンと張りつめた空気にしっくり来ますね・・・日本的な美意識が濃厚に感じられるんであります。^^
明治時代に比べたとき、我々の生活は大きく変わってきていると思います。
でも、新たな年を迎えるためにまっさらなお正月飾りを準備すると言う考え方は、あまり変わっていませんね。
伝統を大切にしないと言われる現代人ですが、お正月に関してはとても保守的・伝統的です・・・我々のDNAに刻みこまれているのかも。^^
愛知県犬山市字内山1番地 博物館明治村にて
Nikon D600
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G