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2014年1月6日 永訣の冬陽
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先日の「ワークショップ写房」の明治村撮影会の際に撮影したものです。
撮影場所は札幌電話交換局(1枚目)、三重県尋常師範学校(2、6枚目)、日本赤十字社中央病院病棟(3,4,7枚目)、東京駅警備巡査派出所(5枚目)なんであります。
この写真の配列ですが、明治を想定した物語仕立てで並べてみました。

タイトルの「永訣の冬陽」とは、「けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよ」で始まる宮沢賢治の「永訣の朝」へのオマージュです。
この詩は、賢治の最大の理解者であり最愛の妹だったトシが24歳の若さでこの世を去っていく間際の切ない心情を読んでいます。

私が組んでみた「永訣の冬陽」はこんな状況です・・・

ある冬の朝、妹が危篤だと知らせる電報を受けとり、私は慌てて駅から汽車に乗って郊外にある結核療養所に向かった。
病院に到着し、長い廊下を急いで病室へ・・・すでにベッドは空だった。
どこからか、「亡き王女のためのパヴァーヌ」が聞こえてくる・・・私は妹の運命を悟った。
看護婦に促されて病室を出る。
凍てつくような鋭い冬陽が差し込む部屋で、私は妹と最後の対面をした・・・

うむ~、われながら物凄い妄想なのだ~、妹なんていないのに。^^;
しかも、宮沢賢治が「永訣の朝」を書いたのは大正11年のことで、明治じゃありません・・・むしろ昭和に近いぐらいなんであります。^^;
この雰囲気を出すために、AS-F Nikkor 50mm/F1.4Gをほとんど絞F1.4開放で撮りました。
このレンズ、絞開放で使うと盛大にビネットし、とても和めます・・・カットによってはさらに周辺をLightroomで焼き込んであります。
傷口に塩をすり込んでいるようなもんですね。^^;
Nikonの技術者が見たら、「うちのレンズはこんなに低性能じゃない~」って泣くかも・・・ごべんなさい。^^;

モーリス・ラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、下に貼っておきます。
作曲者ラベル本人による演奏です。



愛知県犬山市字内山1番地 博物館明治村にて
Nikon D600
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
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by blackfacesheep | 2014-01-06 06:00 | Lights & Shadows
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