2014年2月12日 春は「中馬のおひなさん」から
2014年 02月 12日
商店の奥に鎮座するお雛さま・・・
昨日ご紹介した雪の残る足助町は、かつては中馬街道沿いの宿場町で、街道の要衝として古くから栄えていました。
この町では毎年2月から3月にかけて、「中馬のおひなさん」と言うイベントが行われています。
足助の古い町並み沿いにある民家や商家では、古くから伝わるおひなさんや土びな(土人形)を玄関先や店内に飾り付けます。
道行く人々は、それぞれのお雛さまを見せてもらいながら散歩する、と言うわけです。
古くは江戸時代から、明治・大正・昭和・平成まで、さまざまな時代のお雛さまを見ることができるイベントで、毎年多くの観光客が訪れます。
先週の日曜日も、雪の翌日にもかかわらず、多くの人々で賑わっていました。
こちらは三河地方に昔から伝わる土雛ですね。
絢爛豪華な段飾りも素敵ですが、素朴な土雛の味わいにも捨てがたいものがあります。
街中には餅花が飾られ、華やかな春の訪れを演出しておりました。
吊るし雛も展示・即売されておりました。
この「中馬のおひなさん」、先週末の2014年2月8日(土)から始まり、3月9日(日)までの開催されています。
足助町、このイベントが「春の訪れ」のシンボルで、この後から観光客がぐっと増えますね。
3月下旬はカタクリの花、4月は新緑、5月には巴川の鯉幟、8月にはたんろりんの夕涼み、10月は足助祭り、11月は香嵐渓の紅葉・・・
観光客があまり訪れず静かになるのは12月と1月下旬だけ・・・まずもって見事な町興しぶりなんであります♪
愛知県豊田市足助町にて
Nikon D600
Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 (Model A09II)