2014年3月28日 赤錆に宿る人の気配
2014年 03月 28日
人がそこにはいなくなっているにもかかわらず、なお人の気配を感じさせられるときってありますよね。
一枚目は玄関口に掛けられたまま忘れ去られた傘・・・荒れ果てた雰囲気が漂うこの家はその後、誰も住まなくなったのでしょう・・・
次はなんてことのない鉄板ですが、びみょ~にずれています・・・誰かが足でひっかけてそのままになってしまった、って感じでしょうか。
三枚目は砂利置場に刺されたままのフォークです・・・すぐに誰か戻ってきて、ひょいと引っこ抜きそうな気配でした。
最後は蛍光管の無くなった照明器具です・・・このスイッチを最後に切ったのは誰なんだろう・・・
どれも赤く錆びてますから、長い間放置されていたのは間違いないでしょう・・・
それでもなお、人の気配を感じさせるところに、哀愁を感じてしまうのでありました。
愛知県瀬戸市にて
Nikon D600
Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 (Model A09II)