2014年7月15日 環境変化に驚愕する木造講堂
2014年 07月 15日
西洋風な鎧張りの外壁、その上に乗せられた和風な瓦・・・和洋折衷の近代建築であります。
すでにフィルム写真ブログではご紹介済みの、旧愛知第二中学校講堂です。
この講堂は、最初は明治40年(1907年)に愛知第二中学校(現岡崎高校)に建てられましたが、やがて大正14年に日清紡に買い取られ、現在地に移築されました。
この地にはかつて日清紡績針崎工場が存在し、この建物は工場付属の竜城学園の講堂として、体育の授業や式典などに利用されたそうです。
今はもう工場はなくなり、周囲は小奇麗な新興住宅街となっていました。
学校から始まり、やがて工場街の講堂、そして今は住宅街の中に建つ歴史的建築物・・・三河弁でつぶやいておりましたよ。^^;↓
「元はここ、学校だっただら?だもんで昔は学生さんしか見かけんかったんだわ。それがある日気がつくとさいが、工員さんばっかに変わってまったじゃんね、おどけたわ。そんで今は・・・まあ、見てみりん、主婦と子供ばっかだら~・・・」
何しろ今年107歳の講堂ですからね、まわりの環境の変化には驚きばかりでしょうね。^^;
愛知県岡崎市針崎町春咲1丁目 旧日清紡績針崎工場竜城学園講堂(愛知県立旧愛知第二中学校講堂)にて
Nikon D610
Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 (Model A09II)