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2014年9月26日 μ4/3、APS-C、135判フルサイズのボケ比較・・・初秋の追加実験
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相方が縮緬生地でミニ・テディベアを作ったので、秋っぽい雰囲気で写真を撮ってみました。

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最近、室内でこういう小物を撮るときは、ほとんどマイクロフォーサーズのOlympus Pen mini E-PM2ばかり使いますね。
ここまでの2枚のテディベアさんの写真は、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8という中望遠レンズで撮ったものです。
この組み合わせ、私の所有する機材の中では、室内写真適性が抜群に高いんであります。
その理由は、下記の通りです。

●F1.8の絞開放でも解像度が十分に高い。
●明るいレンズなのでシャッター速度も稼げるし、手振れ補正機能を内蔵しているので、ISOを上げなくても手振れしにくい。
●十分被写体を浮き上がらせるだけの十分なボケが生まれる。
●小フォーマットのなのでボケ過ぎず、シャープにくっきりと撮りやすい。

マイクロフォーサーズ、小さなフォーマットではありますが、室内では楽しくボケ写真が撮れるんであります♪
よく「マイクロフォーサーズはボケない」と言う話を聞くんですが、実験してみたら、意外にボケることがわかってきました。

今までに「マイクロフォーサーズはフルサイズの夢を見るか?」「マイクロフォーサーズとフルサイズのステキな関係」「μ4/3、APS-C、135判フルサイズ・・・アフリカの対決」と言う比較エントリを書き、その中で比較写真をご紹介してきました。

今回もいくつかご紹介させていただきますが、傾向は当然ながら同じです。
「マイクロフォーサーズとAPS-Cのボケの差は小さく、APS-Cと135判フルフレームのボケの差は大きい」と言う結論になりました。

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上の写真、左はm4/3で撮ったもので、Pen mini E-PM2に45㎜/F1.8を装着し、F2.8まで絞ったものです。
右はAPS-Cです・・・Nikon D610にTamron 28-75mm/F2.8を装着し、60mmに固定してDXフォーマットでの撮影です。
フォーマットサイズは異なりますが、画角が同じになる焦点距離、つまりAPS-Cが60mm、m4/3が45mmでの比較です。

絞はどちらもF2.8です。
有効径はAPS-Cの方が60÷2.8=21.4で、m4/3の方が45÷2.8=16.1と、APS-Cの方が大きいですが、その差はさほど大きくありません。
実際のボケを見ても、APS-Cの方がやや大きいのは事実ですが、m4/3との差は、さほど大きくありません。

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今度はAPS-Cと、135判フルサイズの比較です。
左がAPS-Cの60mm/F2.8、右が135判フルサイズ(FXフォーマット)での90mm/F2.8です。
これははっきりと違いが判ります・・・135判の方が圧倒的にボケが大きく、縮緬ベアの後ろの赤いベアまでボケ始めています。

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戸外でも比較実験をしてみました。
左がm4/3の45mm、右がAPS-Cの60mm、絞はともにF2.8です。
室内と同じ傾向ですね・・・しいて言えばAPS-Cの方がボケは大きいですが、よくわからない、と言う人がいても不思議でないぐらいの差です。

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APS-Cと、135判フルサイズの比較です。
今回もはっきりとわかります・・・背景の樹のボケ方がまるで違います・・・135判フルフレームは豪快にボケます。

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被写体と背景の距離をもう少し短くして比較してみました。
m4/3とAPS-C、比較するとAPS-Cの方がボケは若干大きいですが、その差は大きくありません。

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APS-Cと、135判フルサイズの比較です。
背後の百日紅の雰囲気がまるで違うし、カメラバッグのボケ方も135判の方が大きく、それゆえに立体的に見えます。

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カメラと被写体との距離を長くしたときの比較実験です・・・カメラから自転車までは3メートルぐらいでしょうか。
まずはm4/3とAPS-Cです・・・例によって例のごとし・・・微妙なボケの差です。

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APS-Cと135判フルサイズの比較です。
このぐらい被写体から離れると、APS-Cと135判の違いは際立ってきます・・・135判の浮遊感、半端ないですね。

私も以前は「APS-Cとマイクロフォーサーズの間には、一瞥してわかるほどのボケ量の差があるはずだ」と思っていました。
しかし、この一連の実験をやってみたとき、意外や意外、その差がミニマルであることに驚きました。
なぜミニマルな差しかないのか・・・フォーマット別のポンチ絵を作って検証してみました。

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マイクロフォーサーズ、そしてCANONの1.5型、CANONのAPS-C、NIKONのAPS-Cを比較してみましたが、それほど大きな差はありません。
なるほど、ボケの大きさが似ていてもさほど不思議ではないんですね。
私はキヤノンユーザーではないので比較ができませんが、CANONの1.5型センサーとAPS-Cだとほとんど差がわからないんじゃないでしょうか。

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しかし、135判と比べるとその差は俄然と大きくなってきます。
黄緑色の部分が135判フルフレームですが、APS-Cに比べると明確な有意差が出てくるのがわかります。

また、Pentax 645(赤い部分)は、ホンモノの645(水色の部分)に比べるとはるかに小さく、135判フルフレームに近いです。
このぐらいの差だと、135判フルフレーム機でよりF値の明るいレンズを使ったほうが、ボケの大きさは大きくなるはずです。
実際に計算してみると、Pentax 645用の広角気味の標準レンズ55mm/F2.8は135判に換算すると43mm/F2.2ですし、90mm/F2.8と言う中望遠も70mm/F2.2ですからね。^^;

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中判らしいボケ、と言えば"Bakepen"ことPentax 67にSMC Takumar 67 105mm/F2.4を付けて撮った写真ですね。
上の写真は昨年の春に花遊庭で撮ったもので、フィルムはポジのFujichrome Provia 100F (RDPIII)です。
105㎜をF2.4の絞開放でぶっぱなしておりますので、135判に換算すると51mm/F1.2、有効径は43.8となります。

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さてこのトラクターの写真は、135判フルフレーム機のD610にAi Nikkor 55mm f/1.2と言う明るいレンズを付けて撮ったものです。
有効径は55÷1.2=45.8です。
こうなるともはやばけぺん105㎜/F2.4の有効径を上回り、デジタルでも大きな浮遊感を味わうことができるようになります。

こうしてみると、ボケフェチにとって一番軽量コンパクトに撮れるフォーマットは、次の二つになるような気がします。
室内ならマイクロフォーサーズ、室外なら135判フルフレーム。
それゆえに、私はメインがNikon D610であり、サブはマイクロフォーサーズのOlympus Penシリーズとなるのであります♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen mini E-PM2
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
Nikon D610
Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 (Model A09II)
Tamron SP AF 70-200mm/F2.8 (Model A01)
Pentax 67 with SMC Takumar 67 105mm/F2.4, Fujichrome Provia 100F (RDPIII), Scanned by Epson GT-X770



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by blackfacesheep | 2014-09-26 05:00 | Hardware
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