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2013年12月5日 いにしえの赤い電車
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豊田市の鞍ヶ池公園に保存されている古い名鉄電車、モ805とク2313です。
それぞれ戦前の1935年(昭和10年)と1938年(昭和13年)につくられた車両で、長い間名古屋鉄道で使われました。
1983年(昭和58年)3月に廃車となりましたが、廃車直前にこの二両編成には重要なお仕事が待っていました。
新しく開業する名鉄豊田新線の試験運転に使用され、各種安全試験のテストを行ったんであります。
その縁で、廃車後にこの鞍ヶ池公園にやってきたんだそうです。

かつての名鉄電車の定番色だった「赤一色」で塗られたボディは、良く晴れた午後に青空を背景に撮ると実に美しいんであります。^^
またその内部は懐かしい昭和、それも戦前のインテリアで、まだ私が幼かった頃、亡き母と一緒に乗った思い出がよみがえってくるのでした。



b0134829_14205728.jpg今回の写真も、新たに手に入れたマニュアルフォーカスの標準レンズ、Ai Nikkor 55mm/F1.2での撮影です。
このレンズは1965年12月に発表されて以来、1970年代後半まで製造され、6つのサブタイプに分類されるようです。
我家にやってきた個体は最後期のタイプ6で、1977年7月に発売されたものですね。

このレンズ、わかりやすく言うと、ツンデレ・レンズ・・・絞開放と絞ったときの味わいがまるで違います。
絞開放付近ではフレアを伴った柔らかな描写で、ピントの合ったところは十分なシャープネスがあり、ボケ足はきわめて滑らかです。
また絞るにつれて解像力が上がって行き、F5.6からF11ぐらいまでは鬼のようにシャープな描写に豹変します。
つまり、「各F値による描写が、刻一刻と変化する玄人好みのレンズ」なんであります♪

詳しくは、「ニッコール千夜一夜物語:大口径レンズF1.2への挑戦」をご参照いただければよくお分かりいただけると思います。
このエッセイはニコンのホームページに掲載されており、ニコンのレンズ設計者、佐藤治夫氏がさまざまなニッコールレンズについて、その設計哲学と美学について解説されており、とても読みごたえがあります。

そこでは、このAi Nikkor 55mm/F1.2は「三次元的にハイファイなレンズ」と書かれていました。
なるほど・・・
モノが立体的に写るレンズ、と言うことのようです♪

ちなみに、自分の好みでAdobe Lightroomでたっぷりと周辺減光を盛っております・・・このレンズの名誉のために言っておきますが、実際にはこんなにビネットしません。^^;



愛知県豊田市矢並町法沢714-5 鞍ヶ池公園にて
Nikon D610
Ai Nikkor 55mm/F1.2
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by blackfacesheep | 2014-12-05 05:00 | Still Life
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