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2015年2月1日 フラッグシップの存在感
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相方がリバティ・プリントで作ったテディベアさんたちです。
この子たち、みょうちくりんな物体を持っておりますねえ・・・これ、なんでしょうか?

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答えは・・・これを引きずり出す道具です・・・フィルムピッカーと言います。
135判フィルムは、撮影終了後、フィルムを巻き戻してカメラから取り出すと、フィルムはすべてパトローネの中に収納されてしまっています。
自家現像する際にはフィルムを引き出してリールに巻かなければなりませんが、そのフィルムを引き出すための道具がこのピッカーです♪
ここのところ、中判の120判フィルムしか使っていなかったんですが、久しぶりに135判で撮ってみました。
使用したカメラは・・・


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はい、Nikon F3がうちにやってきました♪


b0134829_19144582.jpgNikon F3は、1980年から2000年までの20年の長期にわたってニコンのフラッグシップカメラとして君臨したカメラです。

ニコンのプロ用機のF一桁として、初めて電子制御式シャッター・絞り優先AEを搭載したモデルで、発売当初のキャッチコピーは「Super Nikon」でした。

銀塩フィルムは中判6x6の二眼レフにがお気に入りで、135判はデジタルのNikon D610があるし、135判フィルムはもう使わないつもりだったんですよ。

でも、D610用の単焦点レンズを古いMFレンズにリプレイスし、Ai Nikkor の24mm/F2, 35mm/F1.4, 55mm/F1.2, 85mm/F1.4がやってきました。
そうしたら、そのレンズでフィルムも撮ってみたくなったんであります。^^;

また、JAZZライブをRolleiflex 2.8Cで撮った時、ファインダーが暗くて苦労したので、明るいファインダーのフィルム機が欲しかった、と言うのもあります。

レンズの断捨離・リプレイスをした際に、売買のバランスで1万円ほど余禄が出たので、それを資金に銀塩フィルム機を手に入れようと思い、某オークションをチェックしてみました。

最初はフルマニュアルシャッターのFM2を手に入れようと思ったんです・・・でも、中古なら、かつてのフラッグシップだったF3だって似たようなお値段で手に入ることが判明・・・
もう、脊髄反射でF3の程度の良いのを落札してしまいました。

さすがに1万円以下のF3はそれなりにそれなりだったので、もう数千円プラスして、ちゃんとした完動品を落としました♪


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b0134829_19174941.jpg私の手元にやってきたF3のシリアルナンバー↑を見てみると、194万台でした。
F3のS/Nをネットでチェックしてみると、どうやら1996年ごろの製造と思われます。

1980年から2000年にわたって製造されたF3の中でもほぼ末期の製造なんであります・・・程度が良いのも納得でした♪

F3の撮影モードは、(M)マニュアルもしくは(A)露出優先の二つです。
シャッター速度は最高で1/2000、ストロボシンクロは1/80・・・同時代のFM2やFE2の1/4000と1/250にそれぞれ負けております。^^;

現在のデジタルフラッグシップのD4Sも、有効画素数は1623万画素と、D810の3635万画素はおろかD610の2426万画素にも負けています。

でもフラッグシップの存在感は、数字に出ない耐久性や信頼性、ファインダーの見え方に現れます♪

下の写真↓、レンズの左側に左側に二つのボタンがありますが、上のボタンは絞り込み確認ボタン、下のレバーは、電池消耗時のメカニカルシャッターで1/60固定です。

また、そのメカニカルシャッターのレバーの中央部のボタンは、AEロックです。
F3の測光パターンは中央部重点測光ですが、非常に狭い範囲しか測光せず、ほぼスポット測光です。

なのでAモードで日の丸構図じゃない写真を撮る際には、いったん被写体をど真ん中に持ってきてこのボタンを押して測光値を記憶させます。
その後、ボタンを押したまま構図を戻してシャッターを切ると、記憶された露出値で撮影されます。


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Nikon F3は、フラッグシップ機なのでファインダーが換えられます。
私のF3に付いてきたのは標準的なDE-2アイレベルファインダーで、視野率:約100パーセント、像倍率0.8倍ですね。
かつて使っていたPentax MXの視野率約95%よりは広いですが、MXは像倍率が0.95倍もあって、総合では負ける・・・MX、凄いなあ。^^;

Nikon F3のファインダーと言うと、DE-3ハイアイポイントファインダーが有名ですね。
F3HPって奴です・・・視野率:約100パーセント、像倍率0.75倍ですが、「接眼部から約25mm離れても(メガネをかけていても)全視野をケラレなく見える」というものです。
私も眼鏡をかけていますが、像倍率が小さくなるとフォーカシングがしんどいので、アイレベルファインダーのついたF3を選びました。

ちなみに、F3をデザインしたのは、イタリアの工業デザイナーで、イタルデザインの創設者、ジョルジェット・ジウジアーロです。
ジウジアーロと言えば、一世を風靡したカー・デザイナーで、VWゴルフやいすゞ・117クーペ・初代フィアット・パンダを手掛けた人ですね。
ニコンのカメラにデザインのアクセントとしての赤いラインが入れられるようになったのは、このF3からだそうです。
ゴツくてシャープな男臭いデザイン、どこか「ばけぺん」と共通する不愛想な雰囲気が良いです・・・最強のお仕事カメラって雰囲気です♪

このF3、後継のニコンF4が発売されても並行して製造が続き、ニコンF5が発売されて以降も製造され、ひところはF3・F4・F5が並行して販売され、3機種が同時に掲載されたカタログも存在したそうです。^^;
しかもこのF3、製造終了後15年も経つのに、今年(2015年)の夏までは修理対応可能だそうです。

昨日とりあえず試写してみましたが、まず巻上のフィーリングの滑らかなことに感動しました♪
またシャッター音もニコンらしい金属音でオトコゴコロに刺さります・・・ファインダーも見やすいし、それぞれの動作も確実です。
現像してみてさらに驚きました・・・露出のばらつきもコマ間のばらつきもなし・・・まさしく完動品でした♪
さすがフラッグシップ、恐るべし・・・う~む、腐ってもF3なんでありました。^^v

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen Lite E-PL6
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8



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by blackfacesheep | 2015-02-01 05:00 | Hardware
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