2015年8月30日 晩夏の桜猫たち
2015年 08月 30日
「お盆過ぎてから、ちょっと涼しくなって楽になったニャ・・・」と言いたげな、白猫さん・・・
夏の遅い午後の西日の中で、まった~りとくつろいでおりました。
夏の西日ほど暑苦しいものはないはずなんですが、色白は得ですねえ、とっても涼し気に見えました。^^
「おお、もう帰るニャ、そこまで送るのニャ」と、律儀な白猫さんなんでありました♪
そうすると向こうから黒猫さんが・・・
「俺は黒いから、昼間は暑くて出歩く気がおこらんのニャ、でも夕方は楽だニャ~」と言いたげな、軽やかな歩みです。^^
黒猫さんかと思いきや、よく見ると褐色系が入ってますね、錆猫さんっぽい柄なんでありました。
「呼んだ?わし、錆猫。なんか用あるニャ?」と、声が聞こえました。
おお、こっちは純正の錆猫さんでありました♪
「ようやく涼しくなってきてありがたいニャ~」と言いたげな長毛猫さん・・・
もこもこと暖かそうなノルウェイジャンフォレストキャット系の顔立ちですね・・・背後の落ち葉とともに、一足早く秋の気配なんでありました。^^
さて、こちらはカリカリですね・・・そう、この猫さんたちの餌なんであります・・・この子たちは「地域猫」と呼ばれる猫さんたちです。
Wikipediaによれば、「地域猫(ちいきねこ)とは、特定の所有者(飼い主)がいない猫で、かつその猫が住みつく地域の猫好きな複数の住民たちの協力によって世話され、管理されている猫のこと。」だそうです。
わが町、愛知県みよし市には、「三好ネコの会」と言う地域猫の保護活動をしているボランティアグループがあり、市の認可の下、地域住民と地域猫との共生を目指しています。
去勢不妊手術を行って猫が増えないようにしながら、猫たちの命を守っていく活動をしていらっしゃいます。
さて、上の猫さんたち、耳がカットされているのにお気づきになりましたでしょうか。
これは、不妊手術済みのしるしとして、耳先をさくらの花びらの形にカットされているのだそうです・・・通称「さくら耳ねこ」「さくらねこ」と呼ばれているようです。
人社会の片隅で生きている野良猫が生きていくためには、手術を施し、これ以上増えないことを主張していく必要があります。
それには誰が見てもわかる目印が必要になってくる・・・耳先をV字にカットして不妊手術済みのしるしとした猫さんたちは、ボランティアや地域の皆さんに見守られて一代限りの一生を終えます。
ちなみに手術の際には、全身麻酔がかけられているので痛みはなく、出血もほとんどないそうです。
愛護動物を虐待したり遺棄することは犯罪です。
遺棄・虐待した場合100万円以下の罰金、殺傷した場合2年以下の懲役または200万円以下の罰金となります。
虐待現場を目撃したら、最寄りの警察にお知らせください。
「小さな命を大切に」したいものです。
愛知県みよし市にて
Nikon D610
Tamron SP AF 70-200mm F2.8 (Model A001)
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