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2015年11月15日 雨降りだから映画でも見よう
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昨日の名古屋は小雨でした。
お天気が良ければ透過光が綺麗なナンキンハゼも、雨の中で鈍い輝きをはなっておりました。
こういうお天気じゃ、写真を撮るわけにもいかない・・・ということで、中央右手前方の赤いオーニングが見える場所にやってきました。
ここはどこかと言えば・・・

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映画好きな名古屋人ならよく知っている小さな映画館、「名演小劇場」なんであります。
昔は演劇やコンサートの会場として機能していましたが、昨今は質の良い映画をかける名画座として有名になってきているようです。
2009年には、「ヴィニシウス 愛とボサノバの日々」を見に行っていますね。

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今回見に来た映画はコレ・・・「ヴィヴィアン・マイヤーを探して(Finding Vivian Maier)」です。
私の大好きなフォトグラファーの一人、ヴィヴィアン・マイヤーさんのドキュメンタリー映画で、昨日から名演小劇場で封切りとなりました。

このヴィヴィアンさん、プロの写真家ではなく単なる乳母・家政婦でした・・・生前はいっさい写真を発表することなく、2009年に亡くなりました。
死後、彼女の残した15万点にものぼる膨大な数の写真が発見され、そのクォリティの素晴らしさに写真界ではセンセーションが起きました。

乳母をしていた女性が、なぜこれほど優れた写真を撮ることができたのか?
なぜ誰にも作品を見せなかったのか?

この謎を解き明かすために、彼女の写真を発見したジョン・マルーフが自ら映画作りに挑んだドキュメンタリーがこの映画なんであります。
第87回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞にノミネートされています。

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映画を見終わって外へ・・・
予告編で見た映画のポスターが張ってあり、むかしながらの映画館の雰囲気でしたねえ。^^

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「ヴィヴィアン・マイヤーを探して(Finding Vivian Maier)」、ドキュメンタリー映画ですから、それほどドラマチックなわけではありませんでした。

ヴィヴィアンが撮影した数々の素晴らしい写真・・・
そして彼女を知る人から語られる彼女のエキセントリックな人物像・・・
1時間半にも満たない映画ではありましたが、写真を趣味としている私にはとても興味深く、見ごたえがありました。

でも・・・どうせなら・・ニコール・キッドマンが主演した「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト (2006)」みたいな大胆な演出の伝記映画を作って欲しいなあ、と思いましたよ。
Diane Arbusも私が敬愛するフォトグラファーの一人ですが、やはり正気と狂気の狭間の中で苦しみ、若くして自殺してしまいました。
二眼レフを使う女流フォトグラファーって、鋭敏なセンスの持ち主が多いってことかもしれません。

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有名なVivian Maierさんのセルフポートレートがポスターになっていました。
手に持っているのは、私のと同じRolleiflex、 Automat MXですね。
二眼レフはウェストレベルファインダーなので、セルポは撮りやすいです・・・私もこれで、エド・ファン・デア・エルスケンの真似でセルポを撮ったことがあります。^^;

ヴィヴィアンさん、あれほどの才能を持ちながらなぜ発表しなかったのか・・・
今日の映画を見て、「単に発表するタイミングを逸してしまっただけだったのかもしれないな」と思いました。
彼女、いつかは人に見せたかったんじゃないかな、と思えたのですよ。
謎を多く残したままあの世に行ってしまった天才フォトグラファー・・・その魂よ安らかなれ、と祈らずにいられませんでした。

ちなみに今日のエントリのタイトル、JAZZ好きな人はお分かりになりますね。
そう、JAZZエッセイスト植草甚一氏の著作、「雨降りだからミステリーでも勉強しよう」のリーパクであります。^^;

名古屋市東区東桜2丁目23番7号 名演小劇場にて
LUMIX DMC-GM5
Lumix G 20mm/F1.7 ASPH


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by blackfacesheep | 2015-11-15 05:00 | Snap
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