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2015年11月29日 魅惑の57度
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ベアさんたちがしげしげと眺めているこのコンパクトなカメラは、Rollei 35と言います。
ドイツの天才設計者、ハインツ・ヴァースケ氏が設計した「小型軽量が命」のカメラで、その小さなサイズにも関わらず普通の135判フィルムが使用できます。
今年の初夏にうちにやってきたカメラで、「南洋生まれの末弟は切味抜群♪」と言うエントリに詳細を記述しました。

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さて、一枚目のRollei 35の写真を撮ったカメラも並べてみました。
上にある黒いカメラが、パナソニックが製作したLumix DMC-GM5と言うマイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラです。
レンズはパンケーキタイプのLumix G 20mm/F1.7 ASPHですね。

この2台、大きさはほとんど同じです・・・
- Rollei 35: 97mm×60mm×32mm (WxHxD) Weight 370g
- Lumix GM5: 98.5mmx59.5mmx36.1mm (WxHxD) Weight 211g (20mm/F1.7を付けて311g)
重さは20mmを付けたGM5のほうが軽いです・・・Rollei 35は金属製ですから持ち重りがします。

また、この20mmを装着すると、Rollei 35とGM5はさらに似てきます。
Rollei 35に装着されているのはTessar 40mm F3.5です・・・小さなレンズですが、通称「鷹の目テッサー」と呼ばれているように、極めてシャープです。
また、Lumix 20mm F1.7を35mm判換算すると40mm F3.4・・・ほぼ同じです・・・これも鬼のようにシャープなレンズです。^^
画角としてはどちらも約57度です。

この57度と言う画角、すこぶる使いやすいです。
35㎜判標準レンズの50mmよりやや広く、広角レンズの35㎜よりやや狭い画角で、背景をしっかり入れたスナップを撮るときにはとても使いやすいです。
記念写真からストリートスナップ、テーブルフォトまで活躍する万能焦点距離なんであります♪

それゆえ昔の「一家に一台」のコンパクトカメラは、38mm~45mmぐらいの焦点距離のレンズが装着されることが多かったんでしょうね。
かつて私が所有していたコンパクトカメラ、Canon New Canonet QL17にも"40mm/F1.7"のレンズが装着されておりました。^^

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この2台を後ろから見たところです。
GM5はこの小ささにも関わらず、EVFが内蔵されているのがすごいです・・・位置はRollei 35同様に左端です。
内蔵EVF、どピーカンの戸外で背面液晶が見にくいときでも構図や露出を確認しやすいし、ホールディングが安定するので手ぶれ予防にも役立ちます。

遮光性をさらに強化するため、オプションのアイカップも使っています。
GM5はISO100まで落とせ、さらにシャッター速度は電子シャッターを搭載しているので、超高速な1/16000が使える・・・
つまりNDフィルターで減光しなくても、F1.4の大口径レンズをどピーカンの日でも絞り開放で使えてしまう、ボケふぇち御用達カメラなんですね。
またそんな明るい日だと、ファインダーの遮光性はより重要になってくるので、アイカップを調達したというわけです。

さてデジタルのGM5に比べると、Rollei 35の背面はほんとにシンプルです。
フルメカニカルのフィルムカメラですから、めんどくさいものは何もついてません・・・フファインダーと巻上レバーとフィルム給装解除レバーだけですね。^^;

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この2台の大きさを一般的なものと比較すると、名刺が一番わかりやすいかも・・・一般的な名刺サイズは91mmx55mmですね。
つまりGM5やRollei 35は、名刺を一回り大きくしたぐらいの投影面積をもっているということになります。
ちなみにここに写っている名刺は私のお仕事用の名刺です。
私のクライアントは基本的にアメリカ人なので、招き猫と小判の「いかにもJAPANでござる」と言うキッチュなデザインにしてあります。^^;

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GM5はマイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式カメラですから、20mm以外のレンズも装着できます。
こちらはLeica Summilux 25mm F1.4を付けたところです・・・うむ~、ちょっとGM5には大きいかな、って感じです。
それゆえ、GM5には軽量コンパクトな20mmを装着し、画角57度の"Rollei 35 Digital"として使うことが多いですね。

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さてこのスケールの上に乗っているものは何か、おわかりになりますでしょうか。
これ、セコニックのスタジオデラックスと言う露出計ですね・・・通称「スタデラ」と呼ばれ、バッテリーを必要としないセレン式の定番露出計でした。
中に永久磁石が入っているせいで、なかなかの重さです・・・212gありますね。

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露出計の付いていない二眼レフのカメラ、Rolleicord VRolleiflex Automat MXです。
実はこの2台の二眼レフ、小型軽量なのに6x6の中判写真が撮れるカメラです・・・そして、装着されているレンズはどちらも75mmです。

6x6での75mmの画角は56度、35mm判に換算すると41mm・・・おお、Tessar 40mmやLumix 20mmとほぼ同じ画角なんであります♪
Rolleiflex Automat MXは、私のフィルム写真ブログで一番活躍しているカメラですが、その理由はその画角の使いやすさにあるのかもしれません。^^

さて・・・露出計のついてないフィルムカメラでも、日中の戸外なら"Sunny 16"と呼ばれる体感露出で、問題なく写真が撮れます。
でも室内や日陰など、微妙な明るさだと露出計が欲しくなります。

二眼レフ随伴用の露出計、かつてはスタデラを持って行ったものですが、近年は軽量なコンデジを使うことが多いです・・・現代版ポラロイドですね。
この用途で最初に使い始めたのはRicoh GX200(約240g)、二代目がFUJIFILM XQ1(約206g)でした。

GM5 + 20mm/F1.7のLumixコンビ、合計で311gですから、スタデラやコンデジよりは100gほど重いです。
でもボケを活かした写真を撮るなら、マイクロフォーサーズが最小限のセンサーサイズだと思います・・・これより小さなセンサーでは難しいです。
また、マイクロフォーサーズなら高感度画質もコンデジより有利です。

m4/3センサーを搭載したコンデジ、Lumix LX100と言う選択肢もあったんですが、あれ、意外にデカくて重いです。
114.8mmx66.2mmx55.0mmで、約393g・・・並べてみると結構違います・・・しかもズームですからレンズの描写はそこそこです。

大きなセンサーと描写の優れた単焦点レンズを搭載したコンデジも最近は増えてきていますが、焦点距離は28mm(75度)~35mm(63度)ばかりです。
なぜ40mm(57度)と言う使いやすい画角のモデルを作らないのでしょう・・・昔のコンパクトカメラには多かったのに。
「風景からブツドリまでこれ一本」、と言う使い方をするとき、私は40mm(57度)が一番使いやすいのになあ。

結局、GM5に20mm/F1.7のパンケーキ・レンズを付けたものが小型軽量で一番私には向いているのでした。
約2ヶ月前に手に入れたGM5ですが、その携帯性の良さから毎日使える重宝なカメラとなっています・・・詳しくは価格.comの私のレビューをご覧ください。

Rollei 35、75mmレンズの2台の二眼レフ、そして20mmを付けたGM5・・・
どれも小型軽量で、使いやすい57度の画角を持ったスナップカメラなんであります♪♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
LUMIX DMC-GM5 & Lumix G 20mm/F1.7 ASPH (1枚目のみ)
Nikon D610
Tamron SP AF 28-75mm F2.8



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by blackfacesheep | 2015-11-29 05:00 | Hardware
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