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カテゴリ:Hardware( 72 )
2015年12月14日 小さなサンタさんたち
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クリスマスが近づくと、我家にはこんな可愛らしいテディベアのサンタさんがお出ましになります。

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このテディベアさんたち、耳についているタグを見ると、"KNOPF IM OHR"と書いてあります。
これはドイツ語で「耳に付いたボタン」の意味で、世界最古のテディベア・メーカー、ドイツのシュタイフ社のロゴなんであります。

シュタイフ社のこのタグ、「黄タグ+赤文字」は定番用ですが、「白タグ+赤文字」はワンオフの限定バージョンで、名前やシリアルナンバーが入っています。
ちなみにこの子は、2003年に限定5000個生産された"Rolly Polly Santa"で、SNは#4795となっていました。

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シュタイフでは、毎年クリスマスシーズンに向けて、「リトル・サンタ」を発売します。
これは1999年の限定バージョン・・・2,500体のうちの一つで、S/Nは#927です。

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こちらのリトル・サンタは2000年度のもので、S/Nは578/2500です。
リトル・サンタ・シリーズは足裏に年号が刺繍されていることが多いんですが、この子は例外で背中に背負ったバッグに刺繍されていました。^^

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2001年度のリトル・サンタです・・・緑色のラメ入りの服がかわゆいです・・・S/Nは1970/2500ですね。

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2002年度のリトル・サンタは中世の宮廷道化師のような衣装を着ておりました・・・S/Nは2376/2500となっていました。

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2003年度です・・・赤いハートが印象的です・・・この年は2000体限定となったようで、S/Nは1157/2000でした。

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リトル・サンタ・シリーズ以外にも、クリスマス・シーズン専用のベアもおりますね。
こちらは2002年の英国限定バージョンだったと思います・・・そり付きの親子ベアです・・・S/Nは2531/3000ですね。

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こちらはクリスマス・ツリーのオーナメント用のテディベアです。
緑色のサンタブーツに入った白いベアさんです・・・2005年の限定バージョンで、831/5000ですね。

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こちらもクリスマス・ツリー用のオーナメント・ベアです。
紐をひいて鐘を鳴らす"Bell Ringer"で、鐘は金属製なので、揺らすと「チリンチリン♪」と可憐な音で鳴ってくれます。
こんな小っちゃなオーナメントですらしゃらくさいことに限定バージョンで、S/Nは2637/5000となっていました。

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こちらのベアは耳にボタンがありません・・・はい、これは相方が手作りしたモヘアのベアですね。
最近はシュタイフのベアはほとんど買わなくなりました・・・もっぱら相方の手作りが増殖中なんであります・・・S/Nはもちろん1/1のワンオフです。^^

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こちらも相方謹製の布製のミニ・ベア・シリーズ、この子たちは同じ紙型で作った兄弟姉妹がいっぱいあります。
私の撮影機材や即席ラーメン写真の際に、お供としてよく登場させております。^^
今回は、クリスマス・バージョンなんであります♪


b0134829_16437100.jpgさて、こちらの小さなカメラは、Lumix GM5ですね。
そして、ここに写っているレンズは・・・
42.5と書いてあります・・・35㎜判換算で85㎜です。
これは新たに手に入れた中望遠レンズで、ベアさんたちを相手にその試写をしてみた、と言うわけなんであります。

正式名称は、LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.と言う長い名前がついております。^^;

相方が昨年の秋にカメラ女子化して以来、M.ZUIKO 45mm F1.8は彼女の専用レンズになってしまいました。

私は古いNikkorの55㎜/F1.285mm/F1.4Sをアダプタ経由で装着し、中望遠レンズとしてきました。

でも、この2本のニッコール、開放F値が明るいだけに、ガラスの塊なんですよね・・・重いんであります。

なので、軽量なマイクロフォーサーズ専用中望遠を手に入れることにしました。

このLumix製の42.5mm/F1.7、M.ZUIKO 45mm/F1.8より、若干画角が広くF値が明るいです。
でも、ほとんど差はないと言っていいかもしれません。

ただ、最短撮影距離が大違いです。

M.ZUIKO 45mm/F1.8は、最短撮影距離50cmで、最大撮影倍率は0.11 倍です。

Lumix 42.5mm/F1.7は最短撮影距離31cmで、最大撮影倍率0.2 倍と、倍近く大きく写せます。

これ、M.ZUIKO 45mmが寄れないというわけではなく、Lumix 42.5mmが中望遠としては異様に寄れると言った方が良いんでしょうね。


例えば私のAi Nikkor 85mm F1.4S、最短撮影距離は85cmです・・・てんで寄れません。
大口径の85㎜はいわゆるポートレートレンズで、バストショット以遠での浮遊感を狙うレンズですから、寄れる必要がなかったんだと思います。
近接撮影は、似た焦点距離の90~105mmマクロに任せる、って割り切りなんでしょう。

ちなみに、2枚目はLumix 42.5mmの最短撮影距離付近で撮影しました。
シュタイフタグ、かなり大きく写ってますね。

さらに、このレンズは手ぶれ補正機能付きです。
Lumix GM5はボディ内に手ぶれ補正機能がないために、暗所ではとてもありがたいレンズなんであります♪
昨年発売されたときはM.ZUIKO 45mm/F1.8とかなり価格差がありましたが、昨今はかなり安くなってきたので、ポチって見ました♪
これからの季節、光量の乏しい室内撮りでは大いに活躍してくれることと思います。^^

LUMIX DMC-GM5
LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.
Olympus Pen Lite E-PL6 & Leica DG Summilux 25mm/F1.4 (最後の1枚のみ)


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by blackfacesheep | 2015-12-14 05:00 | Hardware
2015年11月29日 魅惑の57度
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ベアさんたちがしげしげと眺めているこのコンパクトなカメラは、Rollei 35と言います。
ドイツの天才設計者、ハインツ・ヴァースケ氏が設計した「小型軽量が命」のカメラで、その小さなサイズにも関わらず普通の135判フィルムが使用できます。
今年の初夏にうちにやってきたカメラで、「南洋生まれの末弟は切味抜群♪」と言うエントリに詳細を記述しました。

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さて、一枚目のRollei 35の写真を撮ったカメラも並べてみました。
上にある黒いカメラが、パナソニックが製作したLumix DMC-GM5と言うマイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラです。
レンズはパンケーキタイプのLumix G 20mm/F1.7 ASPHですね。

この2台、大きさはほとんど同じです・・・
- Rollei 35: 97mm×60mm×32mm (WxHxD) Weight 370g
- Lumix GM5: 98.5mmx59.5mmx36.1mm (WxHxD) Weight 211g (20mm/F1.7を付けて311g)
重さは20mmを付けたGM5のほうが軽いです・・・Rollei 35は金属製ですから持ち重りがします。

また、この20mmを装着すると、Rollei 35とGM5はさらに似てきます。
Rollei 35に装着されているのはTessar 40mm F3.5です・・・小さなレンズですが、通称「鷹の目テッサー」と呼ばれているように、極めてシャープです。
また、Lumix 20mm F1.7を35mm判換算すると40mm F3.4・・・ほぼ同じです・・・これも鬼のようにシャープなレンズです。^^
画角としてはどちらも約57度です。

この57度と言う画角、すこぶる使いやすいです。
35㎜判標準レンズの50mmよりやや広く、広角レンズの35㎜よりやや狭い画角で、背景をしっかり入れたスナップを撮るときにはとても使いやすいです。
記念写真からストリートスナップ、テーブルフォトまで活躍する万能焦点距離なんであります♪

それゆえ昔の「一家に一台」のコンパクトカメラは、38mm~45mmぐらいの焦点距離のレンズが装着されることが多かったんでしょうね。
かつて私が所有していたコンパクトカメラ、Canon New Canonet QL17にも"40mm/F1.7"のレンズが装着されておりました。^^

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この2台を後ろから見たところです。
GM5はこの小ささにも関わらず、EVFが内蔵されているのがすごいです・・・位置はRollei 35同様に左端です。
内蔵EVF、どピーカンの戸外で背面液晶が見にくいときでも構図や露出を確認しやすいし、ホールディングが安定するので手ぶれ予防にも役立ちます。

遮光性をさらに強化するため、オプションのアイカップも使っています。
GM5はISO100まで落とせ、さらにシャッター速度は電子シャッターを搭載しているので、超高速な1/16000が使える・・・
つまりNDフィルターで減光しなくても、F1.4の大口径レンズをどピーカンの日でも絞り開放で使えてしまう、ボケふぇち御用達カメラなんですね。
またそんな明るい日だと、ファインダーの遮光性はより重要になってくるので、アイカップを調達したというわけです。

さてデジタルのGM5に比べると、Rollei 35の背面はほんとにシンプルです。
フルメカニカルのフィルムカメラですから、めんどくさいものは何もついてません・・・フファインダーと巻上レバーとフィルム給装解除レバーだけですね。^^;

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この2台の大きさを一般的なものと比較すると、名刺が一番わかりやすいかも・・・一般的な名刺サイズは91mmx55mmですね。
つまりGM5やRollei 35は、名刺を一回り大きくしたぐらいの投影面積をもっているということになります。
ちなみにここに写っている名刺は私のお仕事用の名刺です。
私のクライアントは基本的にアメリカ人なので、招き猫と小判の「いかにもJAPANでござる」と言うキッチュなデザインにしてあります。^^;

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GM5はマイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式カメラですから、20mm以外のレンズも装着できます。
こちらはLeica Summilux 25mm F1.4を付けたところです・・・うむ~、ちょっとGM5には大きいかな、って感じです。
それゆえ、GM5には軽量コンパクトな20mmを装着し、画角57度の"Rollei 35 Digital"として使うことが多いですね。

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さてこのスケールの上に乗っているものは何か、おわかりになりますでしょうか。
これ、セコニックのスタジオデラックスと言う露出計ですね・・・通称「スタデラ」と呼ばれ、バッテリーを必要としないセレン式の定番露出計でした。
中に永久磁石が入っているせいで、なかなかの重さです・・・212gありますね。

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露出計の付いていない二眼レフのカメラ、Rolleicord VRolleiflex Automat MXです。
実はこの2台の二眼レフ、小型軽量なのに6x6の中判写真が撮れるカメラです・・・そして、装着されているレンズはどちらも75mmです。

6x6での75mmの画角は56度、35mm判に換算すると41mm・・・おお、Tessar 40mmやLumix 20mmとほぼ同じ画角なんであります♪
Rolleiflex Automat MXは、私のフィルム写真ブログで一番活躍しているカメラですが、その理由はその画角の使いやすさにあるのかもしれません。^^

さて・・・露出計のついてないフィルムカメラでも、日中の戸外なら"Sunny 16"と呼ばれる体感露出で、問題なく写真が撮れます。
でも室内や日陰など、微妙な明るさだと露出計が欲しくなります。

二眼レフ随伴用の露出計、かつてはスタデラを持って行ったものですが、近年は軽量なコンデジを使うことが多いです・・・現代版ポラロイドですね。
この用途で最初に使い始めたのはRicoh GX200(約240g)、二代目がFUJIFILM XQ1(約206g)でした。

GM5 + 20mm/F1.7のLumixコンビ、合計で311gですから、スタデラやコンデジよりは100gほど重いです。
でもボケを活かした写真を撮るなら、マイクロフォーサーズが最小限のセンサーサイズだと思います・・・これより小さなセンサーでは難しいです。
また、マイクロフォーサーズなら高感度画質もコンデジより有利です。

m4/3センサーを搭載したコンデジ、Lumix LX100と言う選択肢もあったんですが、あれ、意外にデカくて重いです。
114.8mmx66.2mmx55.0mmで、約393g・・・並べてみると結構違います・・・しかもズームですからレンズの描写はそこそこです。

大きなセンサーと描写の優れた単焦点レンズを搭載したコンデジも最近は増えてきていますが、焦点距離は28mm(75度)~35mm(63度)ばかりです。
なぜ40mm(57度)と言う使いやすい画角のモデルを作らないのでしょう・・・昔のコンパクトカメラには多かったのに。
「風景からブツドリまでこれ一本」、と言う使い方をするとき、私は40mm(57度)が一番使いやすいのになあ。

結局、GM5に20mm/F1.7のパンケーキ・レンズを付けたものが小型軽量で一番私には向いているのでした。
約2ヶ月前に手に入れたGM5ですが、その携帯性の良さから毎日使える重宝なカメラとなっています・・・詳しくは価格.comの私のレビューをご覧ください。

Rollei 35、75mmレンズの2台の二眼レフ、そして20mmを付けたGM5・・・
どれも小型軽量で、使いやすい57度の画角を持ったスナップカメラなんであります♪♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
LUMIX DMC-GM5 & Lumix G 20mm/F1.7 ASPH (1枚目のみ)
Nikon D610
Tamron SP AF 28-75mm F2.8



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by blackfacesheep | 2015-11-29 05:00 | Hardware
2015年10月14日 リングで味わうマクロな気分
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秋の日差しにまどろむ一輪の花・・・

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これ、実際にはこんな大きさです。
M.Zuiko 45mm F1.8の最短撮影距離付近まで寄ってもこのぐらいの大きさにしか撮れないんですが、一枚目はずっと大きく写ってますね。
はい、いわゆる「マクロ写真」なんであります。^^
でも、うちにはマクロレンズと言うものが一本もありません・・・じゃ、どうやって撮ったのかと言うと・・・

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ヒントはこのMamiya C220と言う二眼レフです・・・レンズとボディの間に蛇腹が付いておりますね。
この蛇腹がミソでして、レンズとボディの間の距離を通常のヘリコイド式より遠くすることができます・・・そうすると、近接のものにピントが合うようになります♪
つまり、ボディとレンズの間に何か挟めば、どんなレンズでもマクロ撮影ができるようになるんであります♪

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じゃん♪
このベアさんが腕輪の代わりにして遊んでいるものが、マイクロフォーサーズ用の「中間リング」とか「接写リング」と呼ばれるものです。

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この中間リング、10mmと16mmのセットを買ってみました。
10mmよりも16mmの方がより近くまで寄れ、さらに2本を重ねて26mmにすれば、一段と寄れるようになります。

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さて、M.ZUIKO 45mmに10mmの中間リングを挟んで、ベアさんを撮ってみました。
うむ~、10mmでこれか・・・すでに十分かも・・・16mmとか26mmにして寄ると、虫さんだって撮れそうなんであります♪

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45mmに16mmのリングを付けて、私の愛機Rolleiflex 2.8Cのレンズ部分を撮ってみました。
このカメラのレンズは、Schneider-Kreuznach Xenotar 80mm/F2.8なんであります♪

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こちらも16mmのリングで、マクロの定番、花撮りに挑戦してみました。
M.ZUIKO 45mmは寄れないという定評がありますが、昔から中望遠を使ってきた人間としてみれば、はかなり寄れる方だと思います。
でも、最近カメラを始めた人は中望遠に対しても「寄れるのが当たり前」と思っている人が多い・・・これ、寄れるズームレンズばかり使ってるからでしょうか。
そういう人は、この中間リングがおススメです・・・M.Zuiko 45mmのポテンシャルが上がります♪

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マクロ撮影は被写界深度が激浅になってくるので、普通はF5.6以上に絞ることが多いです。
でも、確信犯的にF1.8の絞り開放で撮ってみたら、こんなホゲホゲの写真が撮れました・・・これはこれで面白いかも♪

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こちらはThimbleと呼ばれる欧州式の指ぬきですね。
マクロレンズは等倍マクロでも1:1ですが、中間リングを重ねて使えば、それ以上の倍率で撮影することも可能です。^^;

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再び10mmのリングに付け替え、相方のロレックス・ロレジウムも撮ってみました。
この写真を使って某オークションサイトに出せば・・・Nikon D810と大三元が・・・ごくり。^^;

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相方用のPen Mini E-PM2+M.ZUIKO 25mm F1.8の間に、10mmを装着してみました。
この中間リング、彼女が「マクロ写真を撮りたい」と言うので調達したものなんですね。

素直にマクロレンズを買うというオプションもありますが、定評のあるM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroだと4万円以上します。
でもマクロレンズって、うちの場合あまり使用頻度は多くなく、費用対効果の点でちーと問題があります。

費用対効果で考えるなら、プロクサーと呼ばれる接写レンズもありますね。
確かにプロクサーの方が着脱も簡単でお手軽なんですが、歪曲したり画質が劣化しやすいです・・・これが嫌で昔から中間リングを使っています。
また、中間リングならフィルター径関係ありませんから、、広角・標準・望遠・ズーム、どんなレンズでも装着できるというのもメリットです。

そんなわけで・・・Amazonで3,000円未満の安物の自動中間リングセットを買ってみた、と言うわけです。
見た目はプラスチッキーで安っぽいですが、これでもちゃんとAFもAEも効くし、なかなか優れものなんであります♪

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こちらはNikonのレンズをマイクロフォーサーズ機で使うためのアダプタの前に挟んで使うタイプの中間リングです。
これは電子接点皆無ですから、さらに安くてeBayで10ドルしませんでした。^^;

なお、先月末に咲いた金木犀は、この中間リングの7mmのを付けて撮りましたが、十分に使いものになります。
カメラに詳しくない相方には使えませんが、私にはこれで十分なんであります♪

ちなみに、ニコンのカメラで使うためのの中間リングは持っておりません。
マクロ撮影は、被写界深度の深いマイクロフォーサーズ機の方が撮りやすいからですね♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen Lite E-PL6
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 with Extension Tube 10mm, 16mm


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by blackfacesheep | 2015-10-14 05:00 | Hardware
2015年9月21日 味わい深きドイツレンズ
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ベアさんたちが眺めているクラシックなカメラは・・・私が愛用しているフィルムカメラです。
左側の小さいカメラが35mm判のRollei 35で、右側の二眼レフが中判6x6のRolleiflex Automat MXです。
どちらも40年以上前にドイツで設計された古いカメラですが、いまだによく写り、私の銀塩フィルム写真ブログでの登場回数も多いです♪

レンズはそれぞれ、ドイツの名門光学メーカー"Carl Zeiss"が作ったTessarが付いています。
テッサーは3群4枚構成のレンズで、F値は明るくないもののハイコントラストでシャープな描写で有名、「鷹の目テッサー」と呼ばれていたそうです。

Rolleiflex Automat MXの搭載レンズは、Zeiss-Opton Tessar 75mm F3.5です。
この時代のRolleiflexのTessar、東独の本家本元Jena製と西独に移転したOpton製の2種類があり、後者は描写がやや甘い、と聞いたことがあります。
でも、私のAutomat MXのテッサーの描写を見ると、Tessarらしい十分なコントラストとシャープネスを感じる写りだと思います。
Rollei 35の方は、ローライ社がツァイスのライセンスの元で自社制作したTessar 40mm F3.5で、こちらも負けず劣らずのカミソリの切れ味です。

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さて、こちらの二眼レフもローライ社製で、Rolleiflex 2.8Cと言います。
こちらについているレンズもドイツの名門レンズメーカー、Schneider-Kreuznach社が作ったもので、Xenotar 80mm/F2.8と呼ばれています。
クセノターは、かつて日本の光学界に「クセノタール・ショック」をもたらしたことで有名な、とてもよく写るレンズですね。

ダブルガウスのPlanarタイプほど明るくできませんが、ダブルガウスの前群とトポゴンの後群を組み合わせたことにより、非点収差、像面湾曲や歪曲収差などを良好に補正できる解像力の高いレンズ構成だそうです。
Rolleiflex 2.8系には、Carl Zeiss Planarの付いたモデルと、このXenotarの付いたモデルがあり、描写が微妙に違います。
同じF2.8でも、Planarの方が柔らかで妖艶、Xenotarの方が繊細でシャープだ、と言われています。

なお、背景にぼんやりと写っている二眼レフはRolleicord Vで、これもシュナイダー・クロイツナッハ製のレンズ、Xenar 75mm F3.5を搭載しております。
このクスナーはテッサーによく似た3群4枚構成のレンズですが、写りの雰囲気は若干テッサーとは異なります。
Tessarほどシャープさを前面に押し出した写りではなく、もっとしっとりとして線が細い、シュナイダー・クロイツナッハ特有の写りをします。

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さて・・・こちらのベアさんが吟味しているレンズには・・・LEICAの名前が入っております。
ライカ・・・そう、こちらもドイツの名門光学メーカー、エルンスト・ライツ社のブランドだったライカ銘のレンズなんであります♪
実際に作っているのは日本のパナソニックなので、通称「パナライカ」などと揶揄的に呼ばれていますが、ライカの定める製品特徴や品質をクリアしているので、ライカの看板を背負っても問題ない製品に仕上がっています。

レンズの名前は、Leica DG Summilux 25mm/F1.4です。
マイクロフォーサーズ用の標準レンズです・・・M.ZUIKO 25mm F1.8が相方専用となってしまったので、私用に手に入れたレンズですね。
最近このレンズにはまってしまい、ず~っとこのレンズで撮った写真ばかり上げています・・・標準画角だし、開放F値が1.4と明るいので使いやすいんです♪

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ツァイスやシュナイダーは、レンズの形式でレンズ名を付ける流儀ですが、ライカではレンズ名は開放F値で決まるようです。
F1から1.2はノクチルックス、F1.4はズミルックス、F2はズミクロン、F1.5はズマリット、F2.8はエルマリート、それより暗いレンズはエルマー・・・
ちなみに、このレンズはF1.4ですからズミルックスなんであります。

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さて、我家のマイクロフォーサーズの標準焦点域のレンズを並べてみました。
右の小さなパンケーキタイプはLumix G 20mm F1.7、真ん中はM.ZUIKO 25mm F1.8、そして左がLeica DG Summilux 25mm F1.4です。

35mmフルフレーム機の焦点距離で言えば、25mmは50mmに相当する標準レンズ、20mmは40mmに相当する「広めの標準レンズ」ですね。
こうしてみると、大きさがかなり違います・・・20mmはパンケーキと言うより「今川焼」って感じですね。^^;

で、Summiluxは、Zuikoよりかなり大きいです・・・その大きさの差はどこにあるのか・・・
せっかく2本の25mmが手元にあるので、三脚を立ててガチな比較撮影実験をやってみることにしました。

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上は、Leica DG Summilux 25mm F1.4の絞り開放で撮ったものです。

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上は、M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の絞り開放で撮ったものです。
ん?よく似ていてわからない・・・?
はい、それが当たり前だと思います・・・焦点距離は同じ25mm、絞りもF1.4とF1.8と、2/3段しか違いませんから、そんなに大きな違いはありません。

2/3段の違いというと、マイクロフォーサーズとAPS-Cの違いとほぼ同じですね。
この2種類のフォーマット、同じ画角・F値でボケの大きさの実験をやったことがありますが、ほとんど違いがなかったので、まあ順当な結果じゃないかと思います。

なお、画角は若干ながら違うようです・・・ズイコーの方がやや広角気味に写りますね。

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さて、拡大してみました。
こうしてみると、同じ25mmでもかなり違いがあるのがわかります・・・上の写真、左がSummilux 25mm F1.4、右がM.Zuiko 25mm F1.8です。

明らかに左側のSummiluxのほうが柔らかくボケも大きく、立体的に見えます。
シャープネスはどちらも絞り開放からシャープですが、意外なことに、より大口径なSummiluxの方がややシャープな気がしました。

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こちらは絞り開放時のボケの描写の違いです。
2/3段の違い、それなりです・・・Summiluxのほうが柔らかで大きなボケが出ており、うるさくない感じがします。

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レンズの味付けの違いを見るために、M.Zuiko 25mmのF1.8と同じF値のF1.8までSummiluxを絞って比較してみました。
軽く絞っているせいもあって、Summiluxののほう確実にシャープですね。

また、フォーカスがあっている部分とアウトフォーカスしている部分の先鋭度のギャップが大きいように感じます・・・剃刀ピントって、奴ですね。
収差がが残っているからでしょうか。
ズイコーのほうはそこまでフォーカス面とアウトフォーカス面の乖離が目立っていないように感じます。

しかしトーンの階調を見ると、Summiluxのほうがブロードでフィルムっぽいです。
M.Zuiko 25mmのほうが階調のコントラストが強く、デジタルっぽいです・・・明暗差が大きいせいで、ボケがうるさく感じます。

うむ・・・「ズミルックスは立体的に写る」と巷間でよく言われていますが、その秘密はこのあたりにあるのかも。

昔、「Carl Zeiss Planar T* 1.4/50はなぜ立体的に写るか?」と言うエントリを書いたことがありますが、そこで行った実験を通して分かったポイントは下記の通りです。

●階調が広くて眠いぐらいのコントラストのほうが立体的に見える。
●ピントの合っている部分とボケている部分の差が大きいと立体的に見える。
●同じF値、同じ焦点距離でも、レンズによってボケの出方は全く違う。合焦部分とボケ部分のコントラストの大きなレンズのほうが、立体的に見える。

今回の25mmの比較でも同じような印象を受けました。
ドイツの名門レンズメーカーのやることは奥が深いです・・・立体感を出すために、意図的に収差を残してるんじゃないでしょうか・・・^^
ドイツのレンズ、なかなかに味わい深いのでありました♪

もちろんM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8だって優秀なレンズです。
小型軽量だし、1万円以上安いし、開放から十分にシャープだし、近接能力は高いし、AFもズミルックスより早いです。
費用対効果を考えるなら、Summiluxより上です・・・でも・・・いわゆる「優等生」なんですよね。

方やLeica DG Summilux 25mm/F1.4は、より妖しい魅力に溢れています・・・不良っぽさがあります。^^;
長年フィルムカメラを作り続けてきたライカの伝統を感じさせる豊かな階調のトーンは、きょうびのレンズにはない奥深い味わいがあります。
絞り開放の柔らかなボケと立体感を楽しむのも良し、絞って鬼のようなシャープさを楽しむのも良し・・・F1.4と明るいので、絞りの変化が楽しいです。
このツンデレなレンズを装着すると、「おーし、今日は気合を入れて写真を撮るど~♪」と言う気分になりますね。

なお、他にも比較撮影を行っておりますので、ご興味があれば下のリンク先をごらんになってください。↓

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen Lite E-PL6
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
Leica DG Summilux 25mm/F1.4
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8


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SummiluxとZuiko、25mmの比較撮影の画像はまだあります・・・
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by blackfacesheep | 2015-09-21 05:00 | Hardware
2015年8月8日 ストレージを愛でるテディベア
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このテディベアさんが愛おしそうに撫でているものは・・・
WD Red NAS Hard Drivesと書いてありますが、なんでしょうか・・・ちなみに赤茄子ではありません。

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こちらのベアさんは、薄っぺらい板を興味津々に眺めております。
これをみると、Intel Solid State Driveと書いてあります・・・おお、インテル・・・と言ってもサッカーのインテルナツィオナーレ・ミラノじゃありません。^^;

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3年前に34,980円という格安価格で買ったBTOパソコン、そろそろストレージがいっぱいになってきました。
写真が趣味だと、すぐにドライブはデータでいっぱいになってしまいます・・・そのため、今回また豊田市のGoodwillさんで新しいドライブを買ってきました。

左側に見える薄っぺらいのはいわゆる”SSD"、可動部分のないドライブです。
どうせドライブを入れ替えるなら、いっそ起動ドライブをSSDにすることで、起動速度を劇的に改善してみたかったんであります。
昔に比べるとSSDって安くなりましたねえ・・・Intelの"530 Series"の120GBが税込7,538円でした♪
私はゲームなどしないので、インストールするアプリの数は限られてます・・・Cドライブは120GBもあれば御の字なんであります。^^v

右側のはデータ保存用のHDDです・・・信頼性が高いといわれるウェスタンデジタルの「赤」ですね。
24時間7日間ノンストップ運用のNAS用グレードの"Red"シリーズの3TBのドライブです。
転送速度は6Gb/sもありますが、うちのPCのマザーボードは3年前のものなので、3Gb/sまでしか対応していないので、宝の持ち腐れですね。
3年保証、税込で14,380円也。

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3年前に買ったUNITCOM製のPCのミニタワーケースに早速取り付けてみました。
3.5インチのシャドウベイにアダプタをかませてSSDを装着し、その下に以前から使っているWDの1TBドライブ、そしてその下に今回のWDの3TBです。

この安物PC、CPUはIntel Celeron G540 @2.50Hzと言う凡庸なものですが、私の用途ではまったく無問題です。
さすがにメモリは4GB増設して、合計8GBにしてありますけどね。
ここでストレージを強化してやったので、まだあと数年は使えるはずなんであります♪

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ちなみにOSは、リリースされたばかりの"Windows 10"を、勢いで無償アップグレードで導入してみました。
しかも、な~んにも未練を残さないクリーンインストールなんであります・・・めっちゃ簡単でした、1時間もかかりませんでしたねえ。
今のところ、プリンターもスキャナも無問題で動いてます♪

前のOS、Windows 7から比べると、かなりモダンな雰囲気になりました・・・Windows 8.1と違い、スタートボタンが復活したのががうれしいです♪
もちろんSSDを起動ドライブにしたおかげで、万事がきびきびと動くようになりました。^^v
まだCortanaちゃんとはおしゃべりしてませんが、数か月中には準備が整うらしいので楽しみなんであります♪


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by blackfacesheep | 2015-08-08 05:00 | Hardware
2015年6月28日 南洋生まれの末弟は切味抜群♪
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新しいおもちゃを手に入れました・・・今や絶滅危惧種のフィルムカメラであります♪
後方に見えるKodak Tri-X 400のパッケージからおわかりになるように、とても小さな35mm判カメラなんであります♪

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このカメラ、使っていないときはレンズがカメラ本体に沈む「沈胴」システムを採用しています。
こちらはレンズを沈胴させたところですね・・・正面から見ると、丸いダイヤルに挟まれて、ユニークかつキュートな顔立ちです。^^v

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このちっちゃなカメラの名前は、"Rollei 35"と言います。
昨年、「ブラウンシュバイクから来たお達者三兄弟」と言うエントリを書きましたが、ローライ製二眼レフ三兄弟の末弟となるカメラです。
ちなみにこの兄弟、一番左が長男のRolleiflex Automat MX、真ん中が次男のRolleiflex 2.8C、右側が三男のRolleicord Vです。
全員1950年代生まれのロートルですが、いまだに全員現役なんであります♪
なお、今回手に入れたRollei 35は、120判のブローニー・フィルムを使う兄たちとは異なり、135判フィルムを使うカメラです。

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このRollei 35を上から見たところです・・・小型化のために、フィルム巻き上げは左手で行う設計となっています。
また前面から見たとき、レンズを挟んでいた2つのダイヤルは、左側がシャッター速度、右側が絞のダイヤルとなっています。
兄たち同様、上から見るとシャッター速度や絞が一目でわかる優れた設計になっています。

ただし・・・このサイズで135判フィルムを使える設計のために、連動距離計を搭載しておらず、距離合わせは目測なんであります。^^;
そのため、基本的に絞り込んでパンフォーカスで撮るべし、のカメラなんであります♪

現在の設定は、シャッター速度が1/125、絞がF11、被写体への距離は3メートルとなっております。
被写界深度目盛でF11を見ると、2mから6m前後までをカバーしています・・・F22まで絞れば、1.5mから無限遠までピントが来ますね。

また、兄たちと違って、このRollei 35は露出計が装備されております。
追針式のCdS露出計ですが、LV読み取り式ではなく、ちゃんとシャッター速度ダイヤルと絞ダイヤルに連動しており、実用度が高いです。
ただ、On/Offスイッチがついてないので、使わないときはレンズキャップをしておかないと、カメラ前面の小穴に光が入らないように、ポーチに入れるか蓋をしておかないと、バッテリーが消耗します。^^;

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フィルムを入れる際には、裏蓋を抜き取ります・・・ライカなどと同じですね。
本体と裏蓋の加工精度が高くて密着度が高いために、モルトなしでも十分な遮光性が確保されています。
1960年代の安いカメラは遮光用にモルトを使っており、これが経年変化で加水分解するとぼろぼろに崩れて漏光の元になり、剣呑です。

また、兄たちはドイツのブラウンシュバイク生まれでしたが、このRollei 35は"Made in Singapore"となっています。
オリジナルのRollei 35は、1967年にドイツで生まれましたが、その後コストダウンのためにシンガポール工場に生産を移管したんですね。
うちのRollei 35は、シリアルナンバーから判断すると、1971年生まれかな・・・今年44歳ってことでしょうか。

電池室は右側のフィルム室の上にあります・・・撮影中にバッテリーが上がったら、露出計が使えないと言う設計です。^^;
でもバッテリーが上がっても無問題です・・・露出計が使えなくなるだけですし、晴天の順光なら"Sunny 16"に基づく体感露出で十分です。^^

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このコンパクトなカメラを設計したのは、ドイツの天才設計者、ハインツ・ヴァースケ氏です。
「小型化命」の設計なので、普通はのっぺりしている底面にまで工夫がいっぱいなんであります。
左側のレバーは撮影済みフィルムの巻上レバー、三脚穴下の窓はフィルムカウンター、その隣は裏蓋開放ノブ、さらにアクセサリー・シューまで底面に配置されています。

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Rollei35、135判フィルムを使うカメラとしては、驚異的に小さな筐体デザインで人気となりました。
なにしろ、ハーフサイズカメラのオリンパス・ペンより小さいんであります・・・でも、重さは軽くはなく、しっかりと持ち重りします。
具体的には、97mm×60mm×32mm(WxHxD)、370gだそうです。

なりは小さくても、撮れる写真はずっと大きな一眼レフと変わらない・・・それがこのRollei 35の持味です。
なんせ初号機からして、レンズはCarl Zeiss Tessar 40mm F3.5、シャッターはデッケル社のCompur、露出計も伝統のゴッセン製でした。
なお、このシンガポール製Rollei 35のレンズはツァイスのライセンスを受けて作ったローライ製のTessar 3.5/40ですが、基本的に同じです。

ちなみに、うちに来たRollei 35はドイツ在住の日本人が某オークションサイトに出品しているものを落札いたしました。
ドイツからの運賃込みで、ほぼ福沢諭吉2枚でした。
オリジナルではPX625(1.35V)の水銀電池仕様だった露出計も、アルカリの代替電池で使えるように調整されておりました。
落札後、ドイツから1週間で届きましたし、運賃も国内の宅急便とほぼ同等と安く、安心して取引できる優良出品者さんでした。^^

先週の木曜日に到着したので、早速金曜日の午後に試写してきましたが、さすがTessar、見事な写りでした♪
露出計、シャッター、絞の精度は申し分なく、フィルム給装関係も無問題でした。^^v

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このRollei 35、大きさと言い雰囲気と言い、相方専用となったOlympus Pen Mini E-PM2によく似ています。
特に、パンケーキレンズのLumix 20mm F1.7 ASPHを装着すると、レンズスペックまで似て来ます。
このLumix 20mm、35mm判に換算すると、”40mm F3.4"なんであります・・・Tessar 40mm F3.5とほぼ同じですねえ♪
写りの雰囲気も良く似ています・・・Tessar 3.5/40同様、絞開放から鬼のようにシャープな神レンズであります。^^

同じ画角でよく写るレンズがあるなら、それでいいじゃないか・・・
わざわざ絶滅危惧種のフィルムカメラなんて買わなくたって良いじゃないか・・・
ご説ごもっともです・・・オトコのロマンです・・・いや、そういういい加減な理由ではなく、ちゃんとした存在理由があるのですよ。

デジタルカメラは本当に良くなりましたが、いまだに白黒フィルムが持つ階調表現を再現することはできないと感じているからなんですね。
それゆえに、6年間も銀塩フィルム写真ブログを毎日更新しているわけなんであります。^^;
このRollei 35も、わが銀塩カメラ・フリートの最小カメラとして活躍してくれることを楽しみにしております♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen Lite E-PL6
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8


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by blackfacesheep | 2015-06-28 05:00 | Hardware
2015年2月1日 フラッグシップの存在感
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相方がリバティ・プリントで作ったテディベアさんたちです。
この子たち、みょうちくりんな物体を持っておりますねえ・・・これ、なんでしょうか?

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答えは・・・これを引きずり出す道具です・・・フィルムピッカーと言います。
135判フィルムは、撮影終了後、フィルムを巻き戻してカメラから取り出すと、フィルムはすべてパトローネの中に収納されてしまっています。
自家現像する際にはフィルムを引き出してリールに巻かなければなりませんが、そのフィルムを引き出すための道具がこのピッカーです♪
ここのところ、中判の120判フィルムしか使っていなかったんですが、久しぶりに135判で撮ってみました。
使用したカメラは・・・


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はい、Nikon F3がうちにやってきました♪


b0134829_19144582.jpgNikon F3は、1980年から2000年までの20年の長期にわたってニコンのフラッグシップカメラとして君臨したカメラです。

ニコンのプロ用機のF一桁として、初めて電子制御式シャッター・絞り優先AEを搭載したモデルで、発売当初のキャッチコピーは「Super Nikon」でした。

銀塩フィルムは中判6x6の二眼レフにがお気に入りで、135判はデジタルのNikon D610があるし、135判フィルムはもう使わないつもりだったんですよ。

でも、D610用の単焦点レンズを古いMFレンズにリプレイスし、Ai Nikkor の24mm/F2, 35mm/F1.4, 55mm/F1.2, 85mm/F1.4がやってきました。
そうしたら、そのレンズでフィルムも撮ってみたくなったんであります。^^;

また、JAZZライブをRolleiflex 2.8Cで撮った時、ファインダーが暗くて苦労したので、明るいファインダーのフィルム機が欲しかった、と言うのもあります。

レンズの断捨離・リプレイスをした際に、売買のバランスで1万円ほど余禄が出たので、それを資金に銀塩フィルム機を手に入れようと思い、某オークションをチェックしてみました。

最初はフルマニュアルシャッターのFM2を手に入れようと思ったんです・・・でも、中古なら、かつてのフラッグシップだったF3だって似たようなお値段で手に入ることが判明・・・
もう、脊髄反射でF3の程度の良いのを落札してしまいました。

さすがに1万円以下のF3はそれなりにそれなりだったので、もう数千円プラスして、ちゃんとした完動品を落としました♪


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b0134829_19174941.jpg私の手元にやってきたF3のシリアルナンバー↑を見てみると、194万台でした。
F3のS/Nをネットでチェックしてみると、どうやら1996年ごろの製造と思われます。

1980年から2000年にわたって製造されたF3の中でもほぼ末期の製造なんであります・・・程度が良いのも納得でした♪

F3の撮影モードは、(M)マニュアルもしくは(A)露出優先の二つです。
シャッター速度は最高で1/2000、ストロボシンクロは1/80・・・同時代のFM2やFE2の1/4000と1/250にそれぞれ負けております。^^;

現在のデジタルフラッグシップのD4Sも、有効画素数は1623万画素と、D810の3635万画素はおろかD610の2426万画素にも負けています。

でもフラッグシップの存在感は、数字に出ない耐久性や信頼性、ファインダーの見え方に現れます♪

下の写真↓、レンズの左側に左側に二つのボタンがありますが、上のボタンは絞り込み確認ボタン、下のレバーは、電池消耗時のメカニカルシャッターで1/60固定です。

また、そのメカニカルシャッターのレバーの中央部のボタンは、AEロックです。
F3の測光パターンは中央部重点測光ですが、非常に狭い範囲しか測光せず、ほぼスポット測光です。

なのでAモードで日の丸構図じゃない写真を撮る際には、いったん被写体をど真ん中に持ってきてこのボタンを押して測光値を記憶させます。
その後、ボタンを押したまま構図を戻してシャッターを切ると、記憶された露出値で撮影されます。


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Nikon F3は、フラッグシップ機なのでファインダーが換えられます。
私のF3に付いてきたのは標準的なDE-2アイレベルファインダーで、視野率:約100パーセント、像倍率0.8倍ですね。
かつて使っていたPentax MXの視野率約95%よりは広いですが、MXは像倍率が0.95倍もあって、総合では負ける・・・MX、凄いなあ。^^;

Nikon F3のファインダーと言うと、DE-3ハイアイポイントファインダーが有名ですね。
F3HPって奴です・・・視野率:約100パーセント、像倍率0.75倍ですが、「接眼部から約25mm離れても(メガネをかけていても)全視野をケラレなく見える」というものです。
私も眼鏡をかけていますが、像倍率が小さくなるとフォーカシングがしんどいので、アイレベルファインダーのついたF3を選びました。

ちなみに、F3をデザインしたのは、イタリアの工業デザイナーで、イタルデザインの創設者、ジョルジェット・ジウジアーロです。
ジウジアーロと言えば、一世を風靡したカー・デザイナーで、VWゴルフやいすゞ・117クーペ・初代フィアット・パンダを手掛けた人ですね。
ニコンのカメラにデザインのアクセントとしての赤いラインが入れられるようになったのは、このF3からだそうです。
ゴツくてシャープな男臭いデザイン、どこか「ばけぺん」と共通する不愛想な雰囲気が良いです・・・最強のお仕事カメラって雰囲気です♪

このF3、後継のニコンF4が発売されても並行して製造が続き、ニコンF5が発売されて以降も製造され、ひところはF3・F4・F5が並行して販売され、3機種が同時に掲載されたカタログも存在したそうです。^^;
しかもこのF3、製造終了後15年も経つのに、今年(2015年)の夏までは修理対応可能だそうです。

昨日とりあえず試写してみましたが、まず巻上のフィーリングの滑らかなことに感動しました♪
またシャッター音もニコンらしい金属音でオトコゴコロに刺さります・・・ファインダーも見やすいし、それぞれの動作も確実です。
現像してみてさらに驚きました・・・露出のばらつきもコマ間のばらつきもなし・・・まさしく完動品でした♪
さすがフラッグシップ、恐るべし・・・う~む、腐ってもF3なんでありました。^^v

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen Lite E-PL6
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8



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by blackfacesheep | 2015-02-01 05:00 | Hardware
2015年1月1日 2015年度黒顔羊撮影隊
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みなさま、あけましておめでとうございます。
旧年中はこのブログにご訪問いただき、本当にどうもありがとうございました。
今年も相変わらずのへたれ写真を量産することになりそうですが、懲りずにご訪問いただければうれしく存じます。

さて、今年はひつじ年・・・ある意味、私の年でもあります・・・私のHNは黒顔羊ですからねえ♪
英国のストップモーション・アニメ、『ひつじのショーン』 (Shaun the Sheep) の主人公、ショーン君のゼンマイ仕掛けを撮ってみました。
背景に写っているのは、私の愛用機材の面々です・・・今年、活躍してくれるメンバーを、黒顔羊とともにご紹介していきましょう♪

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メイン機材の135判フルフレーム・デジタルカメラ、Nikon D610とそのレンズ群です。
ガチで撮影するときには、このコンビネーションを使います・・・センサーサイズが大きいのでクォリティの高い写真が撮れるからですね。
でも私の場合、戸外でボケを活かした写真を撮るために、このフォーマットを使っていることが多いです。^^;

D610に付いているのはAi Nikkor 55mm/F1.2、その右側はAi Nikkor 85mm/F1.4S、その左側はAi Nikkor 35mm/F2Sです。
昨年末、より大きな有効径を求めて、AFのレンズからより明るいMFのレンズにリプレイスしました。

剃刀ピントのレンズばかりなので、1.22倍大きく見えるマグニファイヤー、"TENPA GOLDEN EYE 1.22x"を装着してあります。
暗所や低コントラストな被写体など、それでもまだ見辛い状況では、LVに切り替えて+ボタンで拡大してチェックします♪

AFのレンズはAi AF Nikkor 20mm/F2.8Dと、Tamron製の2本のズームレンズ、Tamron SP AF 28-75mm/F2.8 (Model A09)と、SP AF 70-200mm/F2.8 (Model A001)ですね。
なお、D610の上に乗っているのは、ワインのコルクに黒顔羊と稲穂をあしらったマスコットです♪

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さてこちらは・・・黒顔羊撮影隊の銀塩フィルムカメラたちです・・・平均年齢56歳のお達者クラブですが、全員いまだに現役の二眼レフです♪
去年の私の銀塩フィルム写真ブログ"Silver Oblivion"では、365日中の360日、つまり99%をこれらの二眼レフで撮りました。

1本で12枚しか撮れない白黒フィルムを詰める・・・
薄暗いフォーカシンググラスを覗いて真四角な小宇宙を構図する・・・
フルマニュアルカメラゆえに自分の意志で露出を決定しフォーカシングする・・・
「ちゃ。」とひそやかな音を奏でるレンズシャッターを切る・・・
フィルムをクランクやノブで巻いて次のコマに給送する・・・
撮影後はしかるべき現像液を用意して自家現像する・・・

この一連のゆっくりとした時間の流れ、デジタルとはまるで違います・・・写真を趣味として考えるなら、あえて楽しみたくなるんであります。^^

左端は一番若いMamiya C220(1968年生)、その隣がチェコからやってきたMeopta Flexaret VI(1967年生)、真ん中がRolleiflex 2.8C(1953年生)、その隣がRolleiflex Automat MX (1953年生)、そして右端がRolleicord V(1956年生)です。
ちなみに、Rolleicordの上に乗っている黒顔羊は、写真友達の「皐月の樹」さんにいただいた、ドイツのシュライヒ社が作っているミニチュアです。

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こちらはデジタルのサブシステムで、Olympusのマイクロフォーサーズ・マウントのミラーレスカメラ、Olympus Penの2台とそのレンズです。
フルフレーム機のD610と違って手ぶれ補正機能もあるし、明るい単焦点レンズもあるので、室内撮影ではこちらがメインです。
また、見た目がちゃらくて威圧感がないので、カフェやレストランで撮るときにはありがたいカメラです♪

一番下のPen mini E-PM2は、中望遠レンズのM.ZUIKO 45mm/F1.8と共に相方の専用機となりました。
その上のPen Lite E-PL6は私の専用Penで、パンケーキタイプの広めの標準レンズ、Lumix G 20mm/F1.7 ASPHを装着しています。

PM2とPL6の間に挟まっているのが超広角ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6ですね。
E-PL6の右側に写っている小ぶりなレンズが、このPenシリーズの標準ズームレンズ、M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rです。
その上の太めのレンズが、望遠ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rで、ちっちゃな黒顔羊が乗っております♪
E-PL6の上の蟹爪付はNikon Fマウント用の広角レンズ、Ai Nikkor 35mm/F2Sですが、マウントアダプター経由で、m4/3機にも装着でき、明るい中望遠として使えるんであります♪
つまり、このアダプターがあれば、どのNikon Fマウントレンズもm4/3機で使えるってことですね。^^v

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さて、今回の写真は基本的にPen Lite E-PL6+Lumix G 20mm/F1.7で撮ってますが、E-PL6の写真だけはFUJIFILM XQ1で撮ってます。
このXQ1、シャツの胸ポケットに入ってしまうぐらい軽量コンパクトなので、機動性抜群なんであります。
そのため、露出計のないお達者クラブ二眼レフ随伴用の露出計としての任務がメインです。
でも、カメラとして使ってもそのポテンシャルはなかなか高く、「感動のVelvia発色」と「驚異のぼかしコントロール」の二芸に秀でてます。^^
なお、右の「ひつじのショーン」のキーホルダーは、昨年の豊田松坂屋の特別展示即売会で購入したものです。
さすがに一年も使ったら、だいぶ草臥れて来ましたねえ・・・そろそろお役目ごめん、って感じです。^^;

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最後の2台はPentaxの一眼レフです。
まとわりついている毛糸の羊さんたちは、相方が手作りした羊さんであります♪

まず、左側の黒くて大きな中判カメラは「ばけぺん」こと、Pentax 67ですね・・・でかい・重い・荒々しいと言う三重苦のオトコのカメラです。^^;
本体に装着されているのが標準レンズのSMC Takumar 6x7 105mm/F2.4、左側が中望遠レンズのSMC Pentax 67 165mm/F2.8、本体右は広角レンズのSMC Pentax 67 55mm/F4です。

右側のクロムシルバーの一眼レフは、私が初めて使った一眼レフ、Pentax SPFです。
レンズはコーティングの美しいSuper Takumar 55㎜/F1.8が装着されております。

どちらのカメラもいまだに現役続行可能なコンディションなんですが、ほとんどフィルムを通すことがなくなりました・・・
どちらも、デジタルのNikon D610にその場を追われたのであります。^^;
135判ならデジタルで撮ったほうが簡単便利だし、ばけぺんのボケは大口径単焦点レンズで実現可能だからですね。

今は2台とも、私の愛玩用のカメラとなっております・・・時々、空シャッターを切って、「ばしゃこ~ん」「かしょん」と言う音を愛でております。^^;

これらの黒顔羊撮影隊たち、今年はどんな写真を撮らされることになるのでしょうか・・・
なんせ、オーナーの私はダボハゼ系フォトグラファー、何でも見境なく撮るからなあ、覚悟しておけよ、うひひひひ。^^;
それではみなさま、今年もなにとぞよろしくお願いいたします♪

愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen Lite E-PL6
Lumix G 20mm/F1.7 ASPH
FUJIFILM XQ1 (4枚目のみ)



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by blackfacesheep | 2015-01-01 05:00 | Hardware
2014年12月6日 ブラウンシュバイクから来たお達者三兄弟
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メイプルや楓の落葉で埋まる我家の庭に佇む二眼レフ・・・銘板を見ると、Rolleicordとありますね。
そう、これはドイツのローライ(Rollei-Werke Franke & Heidecke GmbH )が製作した二眼レフで、Rolleicord V型なんであります。

ローライは、フォクトレンダーを退社したパウル・フランケとラインホルト・ハイデッケによって創業されたカメラ・メーカーです。
1920年にドイツのニーダーザクセン州ブラウンシュバイクの土地で誕生して以来、紆余曲折はありながらも、いまだに存在しております。
その主力製品である二眼レフのRolleiflexシリーズは1929年に誕生しましたが、驚くべし、2014年の今もなお、新品のRolleiflex 2.8FXが販売されているんであります。

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このRolleicord、Rolleiflexの弟分にあたるカメラで、Rolleiflexに比べてよりシンプルな造作のディフュージョン・ブランドです。
とは言うものの、Rolleiの看板を背負っているので、そんじょそこらの廉価版とはわけがちがいます。

これで、私のRolleiブランドのカメラが3台目となりました。
遠く離れたドイツのブラウンシュバイクから、縁あってこの極東の地にやってきた兄弟たちです。

左端が長男のRolleiflex Automat MX、真ん中が次男のRolleiflex 2.8C、そして右端が今回やって来た三男のRolleicord Vであります。
正面から見てお分かりの通り、Rolleiflexの2台は距離調整は左手側に付いており、クランク巻き上げは右側です・・・いわゆるローライ持ちです。
しかし、Rolleicord Vはフィルム巻き上げも距離調整ダイヤルも、右手側に来ています。
また、Rolleiflexの特徴的なシャッター速度・絞り調整用のダイヤルも、Rolleicordにはありません。

b0134829_17261744.jpgそれではこのブラウンシュバイクから来た三兄弟、順番にその特徴をご紹介しましょう。

まずは、長男のRolleiflex Automat MXです。
Rolleiでの形式番号はK4Aです。

長い間、今年還暦を迎えたと思っていたのですが、シリアルナンバーから類推すると、1952年3月ごろの製造と思われます。

我家に来たブラウンシュバイク3兄弟の中では最年長で、御年62歳ですね。

このAutomat MX、私が二眼レフにはまるきっかけを作ってくれた名機です。

その使いやすさゆえに銀塩フィルム写真ブログでの登場回数はすこぶる多く、2014年11月現在で500回以上を越えて、もっとも稼働率の高い銀塩フィルムカメラとなっています。

小型軽量なのに、ちゃんと6x6の中判写真が撮れるところが妙味なんですね。

レンズはZeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5が付いています。

その描写はまさしく「鷹の目Tessar」、絞開放から凄みのあるシャープさです。^^

また、75mmのF3.5ですからボケの大きさには限りがありますが、描写そのものは素直なボケで、嫌味がありません。

このRolleiflex Automat MXについて、もっと詳しく知りたい方は、2013年9月1日にアップした「働き者のゲルマン魂」と言うエントリをご覧ください。



b0134829_17181520.jpg次男のRolleiflex 2.8Cです。
形式番号はK7Cです。

この個体もシリアルナンバーから類推すると、1952年12月ぐらいの製造と思われますので、もうすぐ62歳ですね。

最近、私の戦列に加わったばかりのカメラですが、すでに私の二眼レフカメラ群のエースとして君臨しております。

その理由は、搭載レンズのSchneider-Kreuznach Xenotar 80mm/F2.8にあり・・・大口径ゆえにすこぶるボケが美しいです。

絞っても絞羽根が10枚もあるので、カクカクしたボケにならず、マイルドな形を保っています。

Rolleiのカメラ、日本ではCarl Zeissのレンズが人気で、特に2.8系だとPlanar 80mm/F2.8が神がかり的人気です。

片やSchneider-Kreuznachのレンズは,、欧米で人気が高いようです。

よりしっとりとした線の細い描写が特徴ですが、絞を開ければ十分官能的で、クールに燃える炎のような描写をすると思います。

特にこのXenotar 80mm/F2.8は優秀で、その昔、「クセノタール・ショック」という事件があったそうです。
開けても絞っても、その描画性能は当時の他のレンズとは一線を画していたようです。

このRolleiflex 2.8Cについて、もっと詳しく知りたい方は、2014年10月25日のエントリ、「ぼける真四角写真の誘惑」をご覧ください。



b0134829_22395573.jpg今回やって来た三男坊、Rolleicord Vです。
形式番号はK3Cです。

シリアルナンバーから類推すると、1956年の8月ごろの製造です・・・おお、昭和31年の申年生まれ、私と同級生なんであります。

eBayで$135入れておいたら落ちてしまいました。
Rolleiflex 2.8系は高値安定ですが、75㎜/F3.5系は本当に安くなりましたね。

このV型は、右側に距離計ノブが付いている最後のRolleicord旧タイプで、Va以降はRolleiflexのように左側に移動してしまいました。

Rolleicordと言えば、右手だけで操作のできる軽快さが身上、なのでV型を狙っていたんであります。

75mm/*F3.5ならRolleiflex Automat MXがあるではないか、なぜ新たにRolleicordを・・・
それは、Rolleiflex 2.8Cに付いてきたSchneider Kreuznach Xenotar 80mm/F2.8の描写に惚れてしまったからですね。

Zeiss-Opton Tessarほどの馬力はありませんが、繊細でトーンの豊かな描写をするSchneider Kreuznachのレンズで、75mmも欲しくなってしまったのであります。

残念ながらこのV型からは、絞羽根が五枚になってしまいました。
一眼レフのような自動絞なら、瞬時にすべての絞を開けたり閉めたりしなければならないので、多枚羽根絞が難しいのはわかります。
でも、二眼レフには独立したビューレンズがあるから無関係のはず・・・なんで絞羽根を少なくするのか、よくわかりません・・・あ、コストダウンってことか。^^;


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これが私を虜にしたSchneider Kreuznach Xenar 75mm f/3.5であります。
何と言っても、その「しゅないだー・くろいつなっは・・・」と言う、とってもゲルマンっぽい名前の響きが良いんであります。
いかにも「ドイツの科学力は世界一ぃ♪」って雰囲気なんであります♪

冗談はさておき、Xenar 75mm/F3.5の描写は素敵です。
絞を開けば柔らかく、絞ったときには兄貴分のXenotar 80mm/F2.8よりもシャープかもしれません。
さらに、シャープと言ってもTessarのような豪快なシャープさではなく、繊細なシャープさなんであります。

また、Rolleiflexと違って、Rolleicordのシャッターはセルフコッキングではありません。
テイクレンズの下についているレバーを、この写真の左側に引っ張ってやるとシャッターがチャージされます。
シャッターが切る際には、この写真の右側に押してやります・・・シャッターボタンじゃなくて、シャッターレバーなんですね。
なお、その右についている垂直の穴は、ケーブルレリーズを突っ込むソケットです。


b0134829_22423059.jpgRolleiflex同様、Rolleicord Vも、スポーツファインダーも装備しております。

でも、Rolleiflexのように、スポーツファインダーを覗きながらピント調整ができるわけではありません。

ただシンプルな枠が開いているだけなんであります。

また背面には、Rolleiの伝統通り、簡易露出表が付いております。

ただ、このRolleicord Vからはライトバリュー機になったために、それまでの絞・シャッター速度の組合せではなく、LV数値が描かれております。

フィルム感度が面妖です・・・ASA12, ASA50, ASA200, ASA800となっております。

常用感度のASA100がありません。

類推しろ、ってことなんでしょうか。^^;

ま、私のようにISO100のフィルムをEI50で使うことが多い人には、これで無問題ですけどね。

晴天の日の戸外ならLV13、絞がF11でシャッター速度が1/60です。

今の感覚だと、1段オーバーかな、と思います。
ISO50で晴天の戸外なら、SUNNY16のルールに則れば、F16でSSは1/50ですからね。

当時のフィルムは実効感度が低かったのかもしれませんし、銀塩フィルム機の場合は露出オーバーの方が紙焼きしやすい濃度のネガが得られますから、確信犯的に一段オーバーになるようにしてあるのかもしれません。


b0134829_17253519.jpgこちらがRolleicord VのLV連動構造です。

絞りの設定は、ご覧のようにレンズ左手側のレバーで行います。
シャッター速度は、ここには写っていないレンズ右手側にあるレバーで行います。
"f"と書かれた小窓に表示されるのが、絞り値、F値窓の上の数字がLV(ライトバリュー)値です。
Rolleicord Vのライトバリューシステムは、下記のようにして使います。

例えばKodak T-MAXをEI50に設定し、LV14のどピーカンな戸外でF11に絞ってベタピンで撮る、と仮定しましょう。
まず絞値をF11にセットします。
その後、絞値レバーを左手の親指で押さえながら、右手でシャッター速度ダイヤルを動かし、LV三角マークをLV14を指すように調整します。
そして右手側のシャッター速度の小窓を見ると・・・おお、"125"の文字が見えます・・・SSが1/125にセットされた、ってことですね。

この後、シャッタースピードレバーを単独で動かすと、絞りレバーが連動して動きます。
SSを1/250にすれば絞は自動的にF8になるし、SSを1/500にすれば絞は自動的にF5.6になります。

このLV機構、あまりカメラに詳しくない人にはそれなりに便利なものだったと思いますが、私のような短気な人には向かないシステムです。
シャッター速度を動かすと絞が連動するのがうざいんですよね。^^;

でも、Rolleicord VのLVシステムはとてもよくできていて、直感的に操作しても無問題だし、LVシステムの解除もとても簡単、これならたまには使ってみようかな、と思えるほどの完成度です♪



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Rolleicord Vは、巻上ノブが右側にある最後の旧型Rolleicordですが、やはりRolleicord IVに比べるとかなりモダンです。
ビューレンズの右横に見える赤丸は、「多重露光OK」と言う意味です・・・その下のレバーでシングル露出と多重露出を切り替えます。
フィルムを装填していないときは、この赤丸が出ていれば空シャッターが切れます。
また左横はフラッシュのM,X接点切り替えと、Vはセルフタイマーですね。



b0134829_220714.jpgブラウンシュバイク三兄弟の末弟、Rolleicord V、兄たちの付属品がそのまま使えます。

ご覧のように、ストラップはRolleiflex 2.8Cに付属のものが使えます。
フードやレンズキャップは、BAY 1規格のAutomat MXのものが使えます。
弟は兄たちのお下がりばかりで、おニューを使わせてもらえないという悲劇、カメラの世界でもあるんですねえ。^^;

このRolleicord V、兄たちに比べるととても軽量コンパクトです。
Rolleiflex 2.8Cは1,140g、Rolleiflex Automat MXは970gあるのに、Rolleicord Vは830gです。
そして、右手一本でフィルム巻き上げと距離合わせができてしまいます。
シャッターも、セルフコッキングではないものの、シャーチャージ・リリースも右手一本で可能です。

この機動性・取り回しの良さ、被写界深度の深い75mm/F3.5のシャープなレンズ・・・
これらの条件ゆえに、速射性を重んじるジャーナリズムの世界ではRolleicordの旧タイプが好まれたんだそうです。

ブラウンシュバイクから来た三兄弟、平均年齢は60.3歳ですが、みんな現役のお達者クラブです。
ポートレートや大ボケが必要なときは二男のRolleiflex 2.8Cを持出すでしょうし、気軽な撮影の際にはRolleicord VやRolleiflex Automat MXを持出すでしょう。

このお達者クラブ三人兄弟、私が今使っているデジタルカメラたちよりははるかに長持ちするでしょうね。
ひょっとするとフォトグラファーの私より長生きするかもしれません。^^;



愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Olympus Pen mini E-PM2
M.ZUIKO DIGITAL 45mm/F1.8



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by blackfacesheep | 2014-12-06 05:00 | Hardware
2014年11月30日 チェコから来た「モラヴィアの残照」
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Tully's Cafeでくつろぐ二眼レフ・・・Meopta Flexaret VIであります。

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このFlexaret VI、欧州中部のチェコ共和国からやってきました。
1961-67年に製造されたカメラなので、まだチェコとスロヴァキアが分離する前の国名、Czechoslovakiaの名前が書いてあります。

中山慶太氏の素敵なエッセイ、「東京レトロフォーカス」の中の「モラヴィアの残照、フレクサレット #1~7」に登場するカメラで、中山氏の卓抜な文章に魅惑されてしまい、以前から興味のあった二眼レフなんであります。

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レンズは、Meopta Belar 3.5/80・・・Carl Zeiss Tessarに匹敵すると言われている3群4枚構成のレンズですね。
さて、うしろに見えているもう一台の二眼レフは・・・

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そう、このFlexaret VIの先代モデル、Flexaret Vaであります。
1958-61年にかけて製造された二眼レフですね。
ここのところ二眼レフの魅力にはまっており、Flexaretも欲しくなって、eBayでVaと本命のVIの両張をやっておりました。
Vaには70USD入れておき、いくらなんでもそんな金額では落ちないと思いましたが、競り合うこともなく落札・・・
先日の「写真集団・錆銀」の犬山合宿に間に合ったので、持って行きました・・・試写してみましたが、なかなかよく写りました♪

さて、先日、本命のFlexaret VIも落札し、それがようやくチェコから届いたので試写に行ってきました。
こちらも問題なく、綺麗に写ってくれたように思います。

このMeopta Belar 80mm/F3.5、なかなか魅力的な写りをするレンズです。
ドイツのレンズのように鬼シャープではありませんが、階調はたっぷりしているしボケも柔らかい・・・どこかチャーミングなんです。
またコーティングがプリミティブで、ハイライトがフレアっぽく滲むんですよね、光学的には問題なんでしょうが、それが魅力なんであります♪

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Felxaret VaとFelxaret VI、基本的には同じメカニズムのカメラです。
チェコはかつてナチス・ドイツに占領されていたトラウマのせいか、ドイツのカメラとは異なるメカニズムのカメラを作りたかったようです。
その結果、西側のデファクトスタンダード機のRolleiflexとはまるで違うカメラになっております。
振り子式の距離調節機構や、ボディの右手上側に設置されたシャッターボタン、ねじ込みロックの付いた裏蓋などは、かなりユニークです。
基本的な仕様はVaもVIも共通ですが、こうして比較して見ると・・・かなりイメージが違いますね。

黒いレザレットのVaは典雅なデザインです・・・石畳の中欧の古都に似合いそうなシックな外観ですね。
上下のレンズを連結する部分の意匠もアール・デコっぽく、いかにも「モラヴィアの残照」という優雅な風情が漂っております。
レンズにもバヨネットが切ってないので優しげだし、METAXシャッターもシンプルで美しい佇まいです。
絞羽根も10枚あって、点光源を撮ってもボケがカクカクしません。

プラハの春を主導したリベラルで愛国的なチェコ人が愛用したカメラだったのかもしれません・・・スメタナのモルダウが似合いそうです。
あ、そこ、スメタナはボヘミアだろう、モラヴィアならヤナーチェクだろう、などと突っ込まないように。^^;

かたや、グレーのビニール張りのVIは見るからに安っぽいです・・・"Flexaret"の銘板もVaのようにダイキャスト鋳造ではなく、印刷です。^^;
絞羽根も5枚に減少してしまい、五角形のボケが出ます・・・あ、これはハッセルも同じか。^^;
コストダウンが露骨で、「わし、共産圏の生まれだもんね、親方カマトンカチだもんね、けけけっ♪」って感じのふてぶてしさに満ちております。^^;
LV(ライトバリュー)方式のProntor SVSシャッターのダイヤルもゴツくて、優雅なフレクサレットには似合いません。

このLV方式、1960年代に流行った簡易露出方式で、絞とシャッター速度が連動して一定のLV値を保ってくれます。
素人には便利なものかもしれないんですが、「ここは絞開放、露出オーバー?ジョートーじゃねえか!」と思ったときにLVの解除が面倒なんです。
この融通のきかなさ、いかにも旧共産圏製って感じなんであります。
コイツには・・・やはり赤軍合唱団が歌うソビエト連邦国歌が似合いそうなんであります。^^;

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さて・・・よく似た2台を持っていてもアレなので、1台を手放すことにしました。
出来の良いVaは可愛がってもらえそうなので里子に出し、出来の悪いVIを手元に置いておくことにしました。
Vaが向かったのは仙台・・・新しいオーナーのFilm&Gasolineさんは、私の所属する「写真集団・錆銀」のメンバーです。
彼は中古英国車ディーラーで、古いものをこよなく愛する人です・・・フィルガソさんだったら間違いなく可愛がってもらえるでしょう。^^

さらばFlexaret Va・・・二本しかフィルムは撮ってやれなかったけど、ドイツ玉とは違う柔らかな描写を味あわせてくれたね。
短い間だったけど本当にありがとう・・・仙台で幸せになれよ♪

愛知県豊田市喜多町1-140 "Tully's Coffee" 豊田メグリアセントレ店にて
Olympus Pen mini E-PM2
Lumix G 20mm/F1.7 ASPH



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by blackfacesheep | 2014-11-30 05:00 | Hardware