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2011年7月31日 KFC in Dortmund Hbf
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今回のルール地方産業遺産の旅の終着駅、ドルトムント中央駅です。
アムゼルさんの車でアウトバーンを多用して4つのロケーションを効率よく回ることができたので、午後6時にはドルトムント中央駅に到着することができました。
アムゼルさん、ずっとお世話になってしまい本当にありがとうございました♪

なお駅舎に描かれているDBは、"Deutsche Bahn(ドイツ鉄道)"のロゴですね。
このDBのロゴとシンボルカラーの赤と白はどこにいってもよく目立ち、鉄道駅がどこにあるか一目でわかりました。
また、Sのロゴは"S Bhan"と呼ばれる都市近郊鉄道を意味しています。

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ドルトムントは石炭と鉄鉱石を算出する土地柄なので、ルール地方を代表する重工業都市として栄え、今でも人口は50万人を超える堂々たる地方都市です。
こちらはその駅前広場ですが、工業都市とは思えないクリーンでモダンな雰囲気になっていました。

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列車に乗る前に腹ごしらえをしようかと思って回りを見渡すとこんな看板が・・・

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はい~、このロゴは世界共通、KFCことケンタッキー・フライド・チキンのものですね~♪

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ドイツで食べるKFCはどんな味なのか興味津々だったので、本日の夕飯はKFCのTwisterとなりました。
さてその味は・・・日本で食べるTwisterとほとんど同じ、KFCの食味の管理はなかなかしっかりしているようでしたね。^^

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そそくさと夕食を済ませてプラットフォームへ・・・
ドルトムント中央駅はこのルール地方の公共交通のハブとなる駅なので、次から列車が入線してきました。
この赤い列車は各駅停車のレギオナル・バーン(Regional Bahn, RB)ですね。

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そうこうしているうちに、本日の宿泊地であるヒルデスハイムへの途中駅ハノーファーへ向かうICEがやってきました。
ICEはドイツ語で「イー・ツェー・エー」と発音し、Inter City Expressの省略です。
時速300Km/hを超える高速列車ですが、揺れも少なくとても静かで快適な列車でした。
今回はGerman Rail Passを持っているのでICEにも追加料金なしで乗れるため、積極的に利用させていただきました♪

Dortmund Hbf, Germany
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by blackfacesheep | 2011-07-31 21:11 | Germany Trip 2011
2011年7月30日 ユーゲントシュティールな炭鉱にて
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ドルトムントの郊外にある気持ちの良い木漏れ日のこぼれる並木道を歩いていくと、左手に19世紀風の優雅なお屋敷が見えてきます・・・
そしてその門の奥にはなにやら印象的な建物が・・・

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おお、赤い煉瓦が空に映えて素敵なデザインの建物ではないですか・・・
これは大学か博物館でしょうか・・・それにしては左に見える無骨な構造物が気になる・・・

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あはは、これは炭鉱の巻き上げクレーンなんですね。
この美しい建物は大学でも博物館でもなく、19世紀末に建てられた"Zeche Zollern"と呼ばれる炭鉱なんであります♪
ちょうどゴシック・リバイバルからユーゲントシュティールに移り変わる時期を象徴する、伝統と革新がないまぜになった美しい建物でした。

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この炭鉱の動力室にはユーゲントシュティール様式の素晴らしいステンドグラスがあると聞いていたので、アムゼルさんと二人して道に迷いながらここまでやってきたんですが、肝心の動力室はこんな感じになってました・・・
この緩く曲線を描く門扉にそのステンドグラスは嵌っていたはずなんですが、なんせ100年以上も前の建築物なので傷みが激しく、現在修復中とのことでした・・・残念~^^;;;

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でも、事務棟にはこんなステンドグラスが残っていました・・・こちらのデザインはもう少し時代が新しくて、アールデコ風でした。
でもぶっちがいのハンマーのあたりはソビエト・アバンギャルド風味だったりします・・・やはりロシア革命前後という時代背景を反映しているんでしょうね。

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事務棟の中は炭鉱関連の展示になっており、当時の炭鉱夫の生活がわかるユニークな展示になっていました。

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ルール地方の歴史を学ぶのに適した場所ですから教育にも活用されているようで、先生に引率されてたくさんの子供たちが来ていました。
ここは炭田から掘り起こした石炭を分別する作業場のようで、先生の指示で子供たちも一生懸命選別作業をしていました。

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外に出てみると、こんなサザエの化物のような面妖な構造物が・・・^^どうやらドリルのようです。

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これが全体図なんですが、炭鉱を掘り進む掘削機のようでした。

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ここの敷地内には、こんな真っ赤に錆びた機械類が無造作に散らばっており、錆フェチにはたまらない場所でした。^^

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こちらは操作コンソールでしょうか・・・プラスティックではなく、ベークライトって感じの樹脂が使われていました。

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これは一枚目に写っていた門扉付近です。
鋳鉄製の門扉のデザインをみると有機的な曲線を描いており、19世紀的な堅苦しいデザインとはまるでちがう瑞々しさが見て取れます。
やはりこれはユーゲント・シュティールですね。
一昨日ご紹介した「世界で最も美しい炭鉱」こと、エッセンのツォルフェアアイン炭鉱も美しかったですが、この炭鉱も十分美しかったです♪

Zollern II/IV Colliery, Dortmund, Germany
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by blackfacesheep | 2011-07-30 20:14 | Germany Trip 2011
2011年7月29日 鉄鋼財閥の邸宅にて
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ユネスコ世界遺産のツォルフェアアイン炭鉱を訪問した後に向かったのは、同じエッセン市内にあるお屋敷、Villa Hügelです。
ここは、かつてドイツの産業を牛耳った鉄鋼財閥、クルップ一族が居住していた邸宅で、想像を絶する物凄い規模に魂消ました。
部屋の数は269もあり、ルール川渓谷とバルデナイ湖を見晴らす一等地の28ヘクタールの大きな公園の中に立っています。
左に経っている銅像は、三代目のFriedrich Alfred Kruppでした。

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こちらはその敷地の片隅に建立されていた石像です。
英国やフランスではまず見ることのない骨太な造形はいかにもドイツ・・・って感じでしたね。
ミュンヘンやウィーンのゼツェッシオン、ユーゲント・シュティールやドイツ表現主義っぽい匂いが紛々としておりました。
クルップはナチスと一心同体だったと思うんですが、ナチスと違って表現主義芸術を退廃芸術扱いはせず、それなりに理解をしていたようです。
この石像が左右の手に持っている造形、最初に見たときは「マタンゴを従えた石像か・・・」と思いました。^^;
マタンゴって・・・わかりますか?わかる方は私と同世代人です♪

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なお、この日のヴィラ・ヒューゲルでは、大きな写真展が開催されていました。
エッセンを含むルール地方の写真が、19世紀から現代に至るまで圧倒的な質と量で展示されており、同行していただいたアムゼルさんと二人でため息交じりで眺めておりました。
特に20世紀初頭に大判で撮られた写真、多分シノゴとかバイテンあたりだと思いますが、物凄い細密度と立体感でした・・・
良い写真は100年経ってもその値打ちはかわりませんねえ。^^

Villa Hügel, Essen, Germany
Ricoh GX200
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by blackfacesheep | 2011-07-29 20:50 | Germany Trip 2011
2011年7月28日 世界で最も美しい炭鉱
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デュイスブルクの製鉄所を訪問した後に向かったのは、お隣のエッセン市にある炭鉱です。
ここはツォルフェアアイン(Zollverein)炭鉱と言い、中でもこの第12採掘坑は、建築上からも技術上からも傑作と呼べるものだそうで、バウハウス形式でデザインされた建物は「世界で最も美しい炭鉱」との評価が高く、ユネスコの世界遺産の指定を受けています。

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ツォルフェアアイン炭鉱の施設は、上の写真に写っている空中回廊を経由してコークス工場へとつながっています。
製鉄のためには石炭をそのまま燃やしても温度が上がらないので、蒸し焼きにしてコークスにしなければならなかったのだそうです。

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かつての炭鉱施設は現在博物館になっており、多くのゲストで溢れていました。
無駄がなく研ぎ澄まされたデザインは、「機能がフォルムを決定する」というバウハウスの理念通りのものですね。

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ここも炭鉱不況のあおりを食らって、1986年末には閉鎖されてしまいました・・・
赤く錆びた鉄骨とそこに繁茂する夏草を見ると無常観に捉われてしまいますね。

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これはコークス工場へ石炭を運ぶコンベアの線路です。
赤錆と夏草の緑って、本当に相性が良いです。

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こちらも炭鉱にはつきものの大型巻き上げ機です。

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モーターなども真っ赤に錆び、野草がはびこっておりました。

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こちらはお手洗いの近くにあった階段部屋です・・・ひそやかな光と影が歴史を演出しているような気がしました。

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この炭鉱には、来訪者のためにカフェが設けられておりました。

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この日のランチはここでいただくことにしました・・・
ガッツリ食べられる油ギッシュな「炭鉱定食」でもあるのかと思ったら、黒パンとソーセージ、ポテトサラダというシンプルなものでした。^^

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ツォルフェアアイン第12採掘坑、ユネスコの世界遺産にふさわしい堂々とした建築物だったのでありました。

Zollverein Coal Mine Industrial Complex, Essen, Germany
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by blackfacesheep | 2011-07-28 22:22 | Germany Trip 2011
2011年7月27日 錆フェチが萌える製鉄所跡にて
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7/12の朝、Duisburg在住のアムゼルさんと一緒に撮影に出かけたのは、Landschaftspark Duisburg-Nord という場所です。
このルール地方は豊富に石炭を算出する炭田に恵まれていたために、製鉄業などの重厚長大産業が栄えた場所でした。
ここも、ドイツを代表する鉄鋼メーカーの一つ、テュッセン株式会社Thyssen AGの製鉄所だったんですが、世界的な鉄鋼不況のあおりを食らって1980年代に閉鎖されてしまいました。
今は公園として整備され一般に公開されており、Duisburgに行くならぜひ訪れてみたい場所だったんですね。^^

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これはキューポラと呼ばれる溶鉱炉でしょうか・・・製鉄所のシンボルのようですね。
ここでコークスの燃焼熱で鉄を溶かし、鋳物の溶湯が作られていたんでしょうねえ・・・想像するだけで胸が躍ります。

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巨大な製鉄所の廃墟、どこも赤く錆びていて、錆フェチで工場萌えな人にはたまらなく魅力的な場所でした。

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どことなく宮崎駿監督の世界・・・「天空の城ラピュタ」を思わせる造形がそこら中に転がっていました。

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張り巡らされたパイプの群れが、まるで生命のあるもののような錯覚に襲われてしまいます。

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バルブの配色などもどこか洗練されてます・・・バウハウスを生んだドイツらしいモダニズムに溢れていましたね。^^

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こういう場所に来ると、空間を広く切り取れる広角レンズで大胆な切り取りをしてみたくなってしまいます。

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手の届く場所にも、得体の知れない、しかし実に存在感のある赤錆びた機械が転がっていました。

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かつては多くの人々によってエネルギッシュに稼動させられていたんだろうなあ・・・と想像すると、切ないような気分になってきます。

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こういう素晴らしい廃墟を「風景公園」と名づけて保存しているドイツ文化の奥行きの深さ、実に堪能してしまったのでありました。^^

Landschaftspark Duisburg-Nord, Duisburg, Germany
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by blackfacesheep | 2011-07-27 21:26 | Germany Trip 2011
2011年7月26日 ルール地方のある都市の朝
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ドイツ旅行二日目、7月12日の朝ごはんです。
ジェットラグが取れてないので5時過ぎには目が覚めてしまい、6時半になってカフェテリアがオープンすると同時に朝ごはんを食べに行きました。
バッフェ形式ですが、コールド・ミートやチーズが主体となる、典型的なコンチネンタル・ブレックファストですね~。
海外旅行中は便秘気味になるので、なるべく食物繊維の多そうなパンを選んで食べておりました。^^

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ダイニングルームは当然ながら禁煙ですが、中庭は煙草吸い放題です・・・コーヒーを持ち出してここでゆっくり一服させていただきました。
かつては喫煙者の天国と言われたドイツも、昨今は諸外国同様に、喫煙者の憩いの場所は限定されつつあるようでした。

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この中庭から空を見上げると・・・おお、目に染みるような青空、絶好の撮影日和ではないですか・・・
早速ホテルの外に出て早朝のデュイスブルクを散歩しに出かけました。

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まずは隣接のデュイスブルク中央駅の中へ・・・日本との違いは自転車が多いことですね。
ドイツ鉄道は自転車を収納するスペースが多いので、駅構内にも自転車で走っている人がかなり多かったです。

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こちらはデュイスブルク駅構内で見かけた絵葉書です・・・観光都市でもないのに何種類も用意されており、軽いカルチャーショックを受けました。
ドイツでは、どんなに小さな町に行っても、その町の名所旧跡を載せた絵葉書を売っているんですねえ。

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ドイツでもスタバの進出は目覚しく、駅の構内にもしっかりスタバがありました。
駅構内を歩く人々の足並みもキビキビとした速いペース・・・デュイスブルクは産業都市なんだなあと実感しました。

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駅を出て町の中心を目指して歩いていると、ここにもスタバが・・・^^
濃い目のコーヒーを好む人が多い土地柄なので、スタバのテイストは人気があるんでしょうね。

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でも現地の人々が愛用しているのは、こういう昔ながらの欧州風のカフェのようでした。
値段がスタバに比べるとちょっと安いし、食物や飲物のバリエーションが豊富だからなんでしょうか。^^

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昼間は舗道いっぱいに広がるオープン・カフェも、朝の早い時間はまだ片付けられたままでした。

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こちらはベーカリーですね。ドイツのパンはフランスのパンとは異なる美味しさがあるような気がします・・・
なんか、密度が濃い感じがするんですよね・・・私は大好きでしたね~♪

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街の中心街から中央駅まで戻ってきたところです。
なんでこんなところに錨のオブジェ・・・と思ったら、デュイスブルクは内陸ながら内港を持っているので、港湾都市の性格もあったらしいです。

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これがデュイスブルクの中央駅です。
シンプルな造形ですが、よく見るとユーゲント・シュティール風というかドイツ表現主義的というかの人物シルエットなどもデザインされており、それなりに凝った造形なのでありました。

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ホテルに戻ってチェックアウトし、エントランスにあるゲスト用PCでインターネットにアクセス・・・
最近のホテルはたいていゲスト用のPCが設置されているところが多いので、天気や路線乗継を簡単に確認できて便利ですね。^^

At Duisburg, Germany
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by blackfacesheep | 2011-07-26 21:57 | Germany Trip 2011
2011年7月25日 ドゥイスブルクの夜は更けて・・・
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昨日、今回のドイツ旅行の総集編をお届けしましたので、今日からは各論編でご紹介してみようと思います。
まずは7月11日、ドイツ到着一日目・・・これはDuisburgで宿泊したホテル、"Ibis Duisburg City"の外観ですね。
ドイツ鉄道「DB」のドゥイスブルク駅に隣接した便利なロケーションが売りのホテルです。
レンタカー旅行ならホテルがどこにあろうと関係ないですが、今回は鉄道旅行なので、スーツケースを引きずって長時間歩きたくない・・・
そんなわけでホテルの選択基準の優先順位は、「駅近」がナンバーワンだったのでした。^^v
ところで、駅舎の時計にご注目・・・これだけ明るくてもすでに時刻は午後9時近くなんです・・・さすが、夏のドイツは日が長いです。^^

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このイビスは英国発祥のビジネス・ホテル・チェーンで、ドイツにもたくさんできていました。
日本で言えばワシントン・ホテル・グループという感じで、豪華さよりもシンプルさが際立つホテルで、何より安い宿泊料金が魅力です。
サラリーマン時代、年間250泊ぐらいホテル住まいをしていましたので、こういうビジホには親しみを感じますね~♪

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さすがドイツのホテルだけあって、水周りの機材にはGroheが使われておりました。

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そうこうしているうちに、この街に在住されている写真友達、アムゼルさんがホテルに来てくださいました。
彼と会うのは昨年のオランダ・ゴーダでのオフ会から一年ぶり、懐かしかったですね~♪
早速、彼の案内で暮れなずむドゥイスブルク市内に写真撮影に出かけてきました。
この賑やかな色彩のオブジェは駅前から続く目抜き通りに設置されているもので、アムゼルさんも何回か撮影していますね。

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こちらはドゥイスブルクの街の市庁舎で、ドイツではラートハウスと呼ばれているものですね。
古い歴史のある街には素敵なラートハウスが存在しており、ドゥイスブルクのそれもなかなかに見ごたえがありました。
またその前の石像は、地図製作で有名なゲラルドゥス・メルカトルのもので、彼はこの街に研究所を設立し、この街で没したのだそうです。

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ラートハウスを反対側から見たところです。
時計は午後9時45分を指していますが、日の長い夏のドイツでは、まだこのぐらい陽の明かりが残っているんですね~♪

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ラートハウスのある旧市街には夕飯を食べられそうなお店はもう全てクローズしていたので、中央駅方面まで戻ることにしました。
上はその途中で見かけた建物で、「天国への階段」と呼ばれる梯子がユニークでした。^^

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軽食を食べられるレストランを探しましたが、もう夜遅い時間だったので、ファストフード系のレストランしか開いていませんでした。
結局、ショッピング・モールの中にあるカレー専門店に入りました。

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これがその日の夕食となった、カリー・ヴルスト、ドイツ名物のソーセージをカレー風味で味付けたものです。
ベルリンで生まれたドイツ版B級グルメですが、カリーと言ってもカレー・パウダーが振りかけてあるだけで、後の味付けはケチャップですね。^^
でもそのケチャップのブレンドに各レストランや屋台の個性が出るようで、人気に大きく反映するようでした。

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飲物は・・・ドイツですからもちろんビールなんであります。^^
一緒に写っているのは、ドイツで販売されているネガ・カラー・フィルムで、アムゼルさんにプレゼントしていただいたものです。
去年もコダックBW400CNやアグファ・ヴィスタをもらいましたが、アムゼルさん、毎度本当にありがとうございます♪

手前のカラフルなパッケージのフィルムが「dm(デーエム)」と呼ばれるドラッグストアで売られているもので、奥に写っているのは「Rossmann(ロスマン)」と呼ばれるドラッグストアで売られているものだそうです。
デーエムのはMade in Americaなので多分KodakのOEM、ロスマンのはMade in Japanなので多分フジのOEMらしいです。
どちらも感度はISO200というところが面白いですね~♪

ドイツ、ドゥイスブルクにて
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by blackfacesheep | 2011-07-25 21:19 | Germany Trip 2011
2011年7月24日 ドイツで過ごした11日間
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7月11日から21日まで、ドイツ旅行に行ってきました。
とりあえず今日は、「この11日間でどんな場所に行ってきたか?」を知っていただくためのダイジェスト版でお届けします。

まず上はドイツ到着後、フランクフルト空港の遠距離列車発着ホームでのスナップです。
最初に向かったのはルール地方のDuisburgという街で、ドイツが誇る特急列車ICEで1時間半ぐらいの旅でした。
上は、ドルトムント中央駅行きのICEを待っているところなんですが、定刻の18:25を過ぎてもまだ列車が到着しません・・・^^;
ドイツの鉄道ダイヤはかなり正確なんですが、それでも10分ぐらい遅延することはよくありましたね~。

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ドゥイスブルクの街には私の写真友達であるアムゼル大兄がご在住なので、到着した11日の夜から12日の夕方まで、しっかり現地案内をしていただきました。
アムゼルさん、何から何まで本当にありがとうございました~♪

7月12日の朝、アムゼルさんにお願いして車で連れて行ってもらったのは、ルール地方の産業遺跡めぐりです。
上は、ドゥイスブルクの北に位置するかつてのティッセンAGの製鉄所跡ですね。
"Landschaftspark Duisburg-Nord"と言う名前で一般に公開されている産業遺跡ですが、錆フェチであり工場萌えな私にとっては、パラダイスのような素晴らしい場所でした♪

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お次に向かったのは隣町のエッセンにあるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群です。
ここはユネスコの世界遺産にも登録されており、バウハウス・スタイルでデザインされたその建築は「世界で一番美しい炭鉱」として有名です。
確かに機能美の光る素晴らしい建築で、単なる廃墟美を超越した美しさに溢れていました。

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エッセンからさらに東に向かうとドルトムントに至ります。
ここにもユーゲント・シュティール様式でデザインされた素敵な炭鉱、ヴェストファーレン産業博物館ツォレルン第2・第4炭坑があります。
ユーゲント・シュティールとはドイツ風味のアール・ヌーボーなんですが、ここも炭鉱とは思えない素晴らしい建物でした。
惜しむらくは、アール・ヌーボーの魅力に溢れた動力部屋のステンドグラスが改修中で見られなかったことです・・・^^;
これらの産業遺跡を堪能した後、アムゼルさんにドルトムント中央駅まで送っていただき、ヒルデスハイムの街にあるホテルに向かいました。

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7月13日の早朝、ヒルデスハイムのマルクト広場に散歩に出かけたら、マーケットを開く準備が進行中でした。
この街は第二次大戦中の連合軍の爆撃で完全に破壊されてしまったんだそうですが、ドイツ人ってたいしたもので、見事に元通りの中世風の木組みの家並みに修復されておりました。
この街でもユネスコ世界遺産の聖ミカエル聖堂を見てきました。

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ヒルデスハイムの街を後にして向かったのは、ハルツ山地の麓にある古い街、ゴスラーです。
この街も、歴史的価値のある街として、ユネスコの世界遺産に登録されています。
上は雨に煙るマルクト広場ですが、カラーで撮っても発色が良くなかったので、セピアなアルビューメン風味に加工してみました。

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ゴスラーに一泊した後、7月14日の朝はハルツ山地の中の町、ヴェルニゲローデに向かいました。
ここから先は約20年前までは共産圏だった旧東ドイツになり、今まで旅行してきた西側の雰囲気とはちょっと変わってきます。
ヴェルニゲローデは魔女伝説で知られるブロッケン山に登るハルツ狭軌鉄道の出発点なんですが、見事なSLがいっぱい待機していて、軽度の鉄ちゃんでもある私にはとても魅力的な眺めでした。

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ヴェルニゲローデの街を見て回った後、さらに東に位置するクヴェードリンブルグの街にも立ち寄ってみました。
上はクヴェートリンブルクのマルクト広場ですが、第二次大戦中も田舎過ぎるロケーションのため、連合軍の攻撃にさらされずにすんだため、中世からの木組みの家並みの続く美しい街でした。
ここもユネスコの世界遺産に登録されています。

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ハルツ山地を後にして向かったのは、デッサウの街です。
デッサウと言えば・・・建築やデザインに興味のある方なら「バウハウス」というのが対句として出てくるでしょうね。
私も長年のバウハウス・ファンですから、ヴァルター・グロピウスのデザインしたこのバウハウス・デッサウ校を訪問し、宿泊までしてきました。
上の写真の右側に写っているのがバウハウスの学生寮で、ここで7月14日の夜を過ごしました。
前もってE-Mailで宿泊予約をすると、一泊30ユーロという格安で宿泊することができるんですが、バウハウスな家具に囲まれてまどろむ夜は至福のひとときなんでありました♪
ここもユネスコ世界遺産に登録された建築物ですが、1920年代の建築物とは思えないほどモダンでかっこいい建物でした♪

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翌日の7月15日は、デッサウからライプツィヒに向かいました。
ここには、バロック音楽の大家、ヨハン・セバスチャン・バッハが音楽監督として活躍したトーマス教会があり、バッハのファンである私も表敬訪問してきました。
中に入ると、バッハも演奏したであろうオルガンでの生演奏中・・・荘厳な音の響きに圧倒されたのでありました。

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ライプツィヒを後にして、この日の宿のあるヴァイマールに移動しました。
このヴァイマールは、バウハウスが生まれた街で、いまだにアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデが設計したバウハウスの校舎が現存しています。
上は、バウハウスの基礎を作ったヴァン・デ・ヴェルデが設計した自邸ですが、その前に停車している車は・・・
そう、東独時代のシンボル、トラビことトラバントですね。
実用車として使うにはしんどくても、学生が楽しんで乗る分にはまだ使えるようで、見事なシマウマ模様にペイントされていました。

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翌日、7月16日にはヴァイマールを後にしてイェーナの街に向かいました。
ここは写真好きな人には見逃せない街のひとつで、Carl Zeiss創業の土地なんですね。
上はツァイスの歴史を知るには絶好の施設、光学博物館です。

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イェーナを後にした後、再び西側の世界に戻り、バイエルンのバンベルクの街に向かいました。
ここもユネスコの世界遺産に登録されており、戦火を免れた中世の町並みが見事でした。
上は新宮殿のローズガーデンから眺めたバンベルクの町並みですが、色の統一された赤煉瓦葺きの屋根が見事でした。

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バンベルクに一泊した後、7月17日はニュルンベルクの街に向かいました。
上はニュルンベルクのシンボル、中央広場にある「美しの泉」ですね。
この街も第二次世界大戦の際に連合軍の空爆で徹底的に破壊されたそうですが、見事に中世の雰囲気の町に復興されていました。
銅版画家デューラーの家や、ドイツ鉄道「DB」の博物館もあり、みどころの多い街でした。

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この日の宿泊は、ロマンティック街道随一の人気を誇るローテンブルクです。
到着したときは雨が降っていて、まさしく中世らしい陰鬱な雰囲気の町でした・・・でもディナー後に空を見上げると・・・こんな見事な夕空になっていました。
ローテンブルク、さすがに人気があるだけのことはあり、どこにレンズを向けても絵になる素敵な街でした。

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7月18日は、午前中をローテンブルクで過ごした後、午後からハイデルブルクに直行するつもりでした。
でも地図を良く見ると、近くにダルムシュタットがあるではないですか・・・途中下車しなくてどうする、って感じでした。^^
ダルムシュタットの街のマチルダの丘と呼ばれる地域には、ウィーン分離派のデザイナーの一人、ヨゼフ・マリア・オルブリッヒやペーター・ベーレンスがデザインした建築がいっぱいあります。
バスに乗っていってみたら・・・左側に見えるオルブリッヒの代表作「結婚記念塔」は残念ながら修復中でした。^^;;;
ちなみに、右のキンキラキンの建物はこの地域のランドマークでもあるロシア教会です。

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7月19日の朝はハイデルベルクで迎えました。
朝っぱらから、ネッカー川の対岸にある有名な散歩道、「哲学者の道」を歩いてきました・・・実際には「登ってきました」の方が正しいと思えるぐらいの坂道でした。^^;
でも・・・上の写真のように、その散歩道から眺めるハイデルベルクの街は確かに絵になりましたね~♪

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ハイデルベルクを後にして、ドイツとフランスの国境地帯、ザールラントへ向かいます。
お目当てはこの廃墟、「労働者の大聖堂」こと、フェルクリンゲン製鉄所です。
ここもユネスコの世界遺産に登録されているだけあって、錆フェチ・工場萌えな人にはたまらなく魅力的な場所でした。

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7月19日の宿泊はザールラントの州都、ザールブリュッケンにて。
ザールブリュッケンは大戦中の爆撃で旧市街はかなり被害を受けてしまったそうで、中央駅前は近代的なビルが立ち並ぶ街になっていました。
でも、こういう昔ながらのマルクト広場もまだ残っています・・・フランス国境が目の前にあるせいか、どことなくフランス的な優雅さを感じますね。

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7月20日はザールブリュッケンから北に向かい、ローマ時代からの歴史を誇る古い街、トリアーへ。
上はローマ時代に作られた巨大な石の門、「ポルタ・ニグラ」です。名前の通り、黒くすすけた存在感のある門でした。

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トリアーで一晩を過ごし、いよいよドイツ旅行の最終日、7月21日です。
トリアーの街からドイツ鉄道「DB」に乗ってコブレンツまでモーゼル川の流れに沿って進みます。
DBの車両編成は、ICやICEに乗るとビストロや食堂車が付いており、そこでコーヒーを飲みながら車窓の風景を眺めるのがオツでしたねえ♪

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コブレンツでさらにICEに乗り換え、マインツで下車。
ここでのお目当ては、ザンクト・シュテファン教会にあるマルク・シャガールのステンドグラスですね。
シャガールのステンドグラスは2008年の英国旅行の際にもケント州の田舎にある教会で見ていますが、どちらも引き込まれるような青が魅力的で、透過光フェチにはたまらないものでした。

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旅の最後は空港のあるフランクフルト・アム・マイン観光です。
ドイツとしては珍しいほど高層建築の目立つ街ですが、古い建物もしっかり残っており、革新と伝統のバランスが魅力的な街でした。

というわけで、11日間のドイツ旅行が終わりました。
気候も日本に比べると圧倒的に涼しくて快適ですし、移動手段として使ったドイツ鉄道も基本的には時間に正確で頼りになりました。
またドイツの方々の対日感情もすこぶるよく、楽しい旅行ができました。
総論がこれで終わりましたので、明日以降はそれぞれの街での風景・出来事の各論写真をご紹介していきたいと思っています♪

ドイツにて
Pentax K-5
Tamron SP AF 17-50mm/F2.8 (Model A16)
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by blackfacesheep | 2011-07-24 22:03 | Germany Trip 2011
2011年7月23日 日本に着いたら天ぷら蕎麦
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昨日の夜、無事にドイツ旅行から戻ってきました。
特にトラブルもなく、日本よりははるかに涼しい気候の中で快適な旅行ができ、疲れましたがとても楽しい旅行となりました。^^v

こちらは成田空港で名古屋行きの便を待っている間に食べた天ぷら蕎麦であります。
海外旅行中は、日本食を全く食べる気がせず、ローカル食オンリー・・・海外で食べる日本食って、高いかまずいかのどっちかが多いですもん。
でも、日本へ帰ってくるや否や、「日本メシ食べたいよ」モードに支配されてしまうのが不思議なもんです。^^;
このチープな天ぷら蕎麦が無性においしそうなご馳走に見えるんですよね。

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値段は550円・・・ちょっと割高なんですが、たくさんの海外帰りの日本人が群がっていました。
ドイツで5ユーロも出すと、それなりに満足感の味わえるスナックが食べられたよなあ・・・と、つい考えてしまいましたが、やはり日本人のDNAのなせる業なのか、この天ぷら蕎麦の誘惑には逆らえないんですね。
そう言えば昔、欧州に行くときはアンカレッジで給油したもんですが、そのときにもアンカレッジ蕎麦っていうのに日本人が群がってました。^^;

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そしてまず新聞を買って、不在の間にどんなことがあったかをチェック・・・
やはり漢字ってのはリーダビリティが高いです、アルファベットだけの新聞と違って一目で内容を把握しやすいですね~♪
今回のドイツ旅行、どこに行っても日本人とわかると、「フクシマ」と「女子サッカー」の話題ばかりでした。
同情されるか、賞賛されるかでしたね。^^

さて、肝心のドイツ旅行の写真ですが、今回も写真はいっぱい撮ってきましたよ。
デジタルで2300枚程度、36枚撮りフィルムを3本撮ってきました。
明日から順番にご紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみになってくださいね♪

千葉県成田市 成田国際空港にて
Pentax K-5
Tamron SP AF 17-50mm/F2.8 (Model A16)
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by blackfacesheep | 2011-07-23 06:26 | Foods & Dining
2011年7月10日 泥縄独逸語勉強中
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明日からドイツ旅行に出かけるので、急遽図書館に行って独逸旅行関連の本を借り出してきました。
一番下の分厚いのは「ロンプラ」こと"Lonely Planet"のドイツ・バージョン、世界中で愛読されている貧乏旅行用のバイブルですね。
一番上に置いてあるのは、独逸鉄道旅行の本で、真ん中の三冊は、ドイツ語の本です。
旧西ドイツ圏内は比較的英語がよく通用するらしいんですが、今回は旧東独領にもでかける予定なんですね。
あの辺りに行くと約20年前までは学校で教える外国語は主にロシア語で、英語は敵性語だったとか・・・^^;
なので、急遽サバイバルのためのドイツ語を勉強し始めた、というわけです。

ドイツ語も英語も、かつては同じゲルマン祖語から分離した言語ですから、お互いに似ている部分もあります。
数字は、アインス・ツバイ・ドライとワン・ツー・スリーでなんとなしに似ていますし、ヤーがイエス、ナインがノーってのもまずまず理解できます。
でも・・・文法はずっとムズいんですよね~、古いゲルマン祖語がまだ良く残っていて動詞の屈折活用も凄いし、名刺の性別もあるし、一筋縄ではいきません。
イッヒ・ドイチュゴ・マールデ・ワカランネン・ドッヘンホッホ・・・^^;;;

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ちなみに、ここに写っているマグの中に入っているのはビールではなくて、アイス・コーヒーですね。
名古屋ベースの喫茶店チェーン・コメダでは、アイス・コーヒーの冷たさが長持ちするように、中が中空になったステンレス製のマグを使っており、なんとなくビア・マグに見えんこともないですね。^^;

それではしばらく留守にします。
7月22日に帰国する予定ですので、また戻ってきましたら、遊びにきてくださいね~、では行ってきます~♪

愛知県豊田市 コメダ・コーヒーにて
Pentax K-5
Pentax FA31mm/F1.8 AL Limited
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by blackfacesheep | 2011-07-10 21:36 | Still Life