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Black Face Sheep's Photolog

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#1です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by blackfacesheep

2009年6月7日 Pentax SPF Is Back!

2009年6月7日 Pentax SPF Is Back!_b0134829_10484774.jpg


2009年6月7日 Pentax SPF Is Back!_b0134829_1049670.jpg中古カメラウィルス、金属製カメラウィルスに侵された私の脳味噌、どうにもなりません。^^;
右手人差し指ポチリ症候群が、またこんなものを落としてしまいました。

手前がPentax SPF, SMC Takumar 1:1.4/50付、奥がPentax SP, Super Takumar 1:1.8/55付です。

SPFは、私が生まれて初めて使った一眼レフカメラでした。高校生から大学生にかけて、たくさんの思い出をこのカメラで撮りました。

SPFはM42仕様なのに、開放測光が売りでした。
そのスイッチはフォトスイッチと呼ばれ、キャップを外せばすぐに測光してくれるんですが、キャップを閉め忘れるとバッテリーの消耗が早いというのが難点でした。

このSPF、しっかり露出計が生きていて、連動ピンの付いたTakumarを使えば、開放測光で撮影が出来ます。

SPの方はペンタックスのロング・セラー一眼レフで、絞込み測光です。連動ピンがない分、SPFよりいろんなレンズを使えて便利なカメラです。

なお、こちらSPの露出計は、最初は作動しませんでした。
電池室は綺麗だったので、テスターでチェックしてみたら、バッテリー室の中で通電していないようです。
なので、底板を開けて見ると、案の定、接点に緑青がふいていました。これをヤスリで磨いてやると・・・無事に露出計が復活しました。^^v

ただし、この露出計、だいぶくたびれているせいか、2段ほどアンダーになります。なので、フィルム感度設定を2段下げてやると適正な露出を示すようです。

つまり、ISO400のフィルムを入れたときはISO100に設定し、ISO100のフィルムを入れたときはISO32で設定するわけですね。

ところでSP系って、1/15と1/30のシャッターを切ったときに独特の音がします。「カッシーン・・・シャンシャンシャン」って言う音がするんです。
この「シャンシャンシャン・・・」というのは、スローガバナーが作動したときの余韻なんですが、これが大好きでした。
MXになると、こんな優雅な音はもはやしません。
早速、このSPFとSP、1/15と1/30の空シャッターを切ってみましたが、良い音だなあ、相変わらず。^^v

SPFはついつい懐かしくてポチッてしまいましたが、SPの方はあまりに安かったので、ついつい右手人差し指が無意識に・・・^^;
昔のMFカメラって、安いですね。このSPFとSP、合計で野口英世7枚でお釣りがきました。^^vあ、もちろんレンズ付、運賃込みの値段です。

フィルムを入れての撮影はこれからですが、それぞれのレンズを使ってK200Dで撮ってみました。
50mm/F1.4はSMC Takumarですからすみれ色のコーティング、 55mm/F1.8の方はSuper Takumarですから、アンバー系のコーティングです。
でも、室内の撮影ではあまりコーティングの違いは出ませんでした。
どちらもトリウム含有の放射能レンズらしいキレの良い描写でした。^^



SMC Takumar 1:1.4/50 on Pentax K200D
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Super Takumar 1:1.8/55 on Pentax K200D
2009年6月7日 Pentax SPF Is Back!_b0134829_118536.jpg



愛知県西加茂郡三好町三好ヶ丘にて
Pentax K200D
Carl Zeiss Jena Biotar 1:2 f=58mm (1枚目~2枚目)
SMC Takumar 1:1.4/50 (3枚目)
Super Takumar 1:1.8/55 (4枚目)
by blackfacesheep | 2009-06-07 11:17 | Hardware