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Black Face Sheep's Photolog

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#1です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


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2009年12月21日 ウェストレベルファインダーの誘惑

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b0134829_16514861.jpg先日手に入れた中判カメラ、Kiev 88Cです。

このカメラは、6x6フォーマットのカメラで、初代ハッセルブラードのコピーです。
旧ソ連の一部、ウクライナのアーセナルという軍需工場の片隅で造られ、工作精度などはハッセルに比べると月とスッポン、廃人御用達の怪しいカメラです。

それでも、ウェストレベルファインダーを付けると、そのマクワウリ型の佇まいは、ハッセルに見えんこともない・・・所詮パチモンなんですが。^^;

現代のハッセルブラードは言うまでもなくレンズ・シャッターのカメラで、ストロボに全速同調するため、スタジオ・カメラマンに絶大な人気があるカメラです。
でも、初代のハッセルブラードはフォーカル・プレーン・シャッターであり、それをコピーしたKiev 88もフォーカル・プレーン・シャッター機となっています。
つまり、レンズシャッター機に比べるとレンズ代が安く済む・・・共産圏らしい発想のカメラですね。

また、レンズマウントは、ペンタコン・シックス・マウントなので、Carl Zeiss Jenaのレンズが使用可能です。今までPentax 645にマウントアダプタで使ってきた Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80 MCの母艦として使えるということですね。

ちなみに、付属してきたArsenal Arsat C 80mm/F2.8というレンズは、なかなか良いレンズでした。
Biometarと違って、最短撮影距離が60cmと短く、寄れるのがありがたいレンズです。

このウェストレベルファインダー、上から覗くと実に美しい・・・ついついミラーを下げて、そこから見える景色を見ては楽しんでいます。^^


b0134829_1651595.jpgただ、ウェストレベルファインダーって、実用的かといわれると・・・^^;
左右逆像になるので、フレーミングが難しいんですよね~。
実際には、やはり右のTTLプリズムファインダーを使う頻度が増えそうな気がします。^^;

Kiev 88シリーズ、本家のハッセルブラードに比べると、ろくな噂を聞きません。

曰く、「コマだぶりが多い」、「高速シャッターの速度があてにならない」、「マガジンから漏光する」「ウンコの匂いがする」・・・いやはや、散々です。

でも幸いなことに、我家に来た個体、まったく問題ありませんでした。
試写した限りでは、コマもだぶらず、高速シャッターもそれなりの幕速が出ており、漏光もなく、妙な匂いもしません。^^v

一般的なKiev 88系は、ハッセル同様にマガジンが交換式になっていますが、この88Cというモデルはマガジンが交換できない珍しいタイプです。

キエフ88は、交換マガジンからの漏光の噂をよく聞きます。このCタイプは交換できない分、漏光の可能性はより低くなっている・・・ということですね。

また、TTLファインダーも上出来でした。
露出精度も問題ないですし、スポット測光と平均測光が切り替えられるのがありがたいです。

なお、試写した画像はこちらに置いてあります。

モスクワ5型に6x6フレームを入れれば、真四角写真は撮れるのですが、モスクワ5型はレンジファインダーなので被写界深度が見られません。
また、モスクワ5型はファインダーが思い切り右についているため、パララックスが物凄くて、思ったようなフレーミングができません。
無造作に撮ると、顔がちょんぎれがかったポートレートなんかが撮れてしまい、常に頭の中でパララックス修正の必要なカメラです。^^;

そのため、被写界深度も確認できて、正確なフレーミングのできる一眼レフタイプの6x6カメラを探していたら、たまたまこのKiev 88Cに出会ったのでした。
ぜひ今後も機嫌よく動いて欲しいものです。^^


愛知県西加茂郡三好町三好ヶ丘にて
Pentax K200D
Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZK
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by blackfacesheep | 2009-12-21 17:36 | Hardware