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Black Face Sheep's Photolog

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#1です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by blackfacesheep

2010年8月19日 コンスタブル・カントリーでクリーム・ティー

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2010年8月19日 コンスタブル・カントリーでクリーム・ティー_b0134829_14284738.jpgカージーの村を出た後、フラットフォードにに向かいました。

この村は19世紀の英国を代表する風景画家、ジョン・コンスタブル(John Constable、1776年6月11日 - 1837年3月31日)が愛して止まなかった村です。

特に何があるということはないんですが、上の写真のような田園情緒が限りなく美しい村でした。

19世紀の英国風景画家というと、ターナーが有名ですが、ロマン派色が濃く劇的な画面を創造したターナーに対し、コンスタブルは終生故郷サフォーク周辺のこんな風景を淡々としたタッチで描き続けました。

そのため、サフォークのこのあたりはコンスタブル・カントリーと呼ばれているようです。

コンスタブルは、刻々と変化する光の効果を捉えようとして、パレットで色を混ぜ合わせるのでなく画面上に異なる色を並べるなど、後の印象派に先駆する技術で作品を描いていました。

彼の代表作の一つに、1812年に描かれた「乾草の車(The Hay Wain)」がありますが、左と下の写真はそこに登場するWilly Lot's Cottageですね。

200年近く経ってもあまり佇まいが変わらない・・・凄いことだと思います。



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この茅葺の建物はフラットフォードにある"Bridge Cottage"です。
現在はナショナル・トラストが管理しており、中にはコンスタブル・ギャラリーや売店、ティールームがあります。

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上はコンスタブル・ギャラリーの内部で、コンスタブルの絵画の特徴がよくわかる展示になっていました。
下は併設のティールームですね。

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この日のランチは、このティールームでクリーム・ティーを頂きました。
クリーム・ティーと言うのは英国特有の表現ですね。スコンとクロテッド・クリーム、ジャムが一緒に出てくるもののことを「クリーム・ティー」と言うようです。
朝食が豪華なイングリッシュ・ブレックファストですから、ランチはこの程度の軽食で十分ですね~♪

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このフラットフォード・ミルからは、のどかな田園地帯を歩くためのフットパスがあり、たくさんのハイカーたちが歩き去っていきました。

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At "Bridge Cottage", Flatford, East Bergholt, Suffolk, UK
Pentax K200D
Tamron SP AF 17-50mm/F2.8 (Model A16)
by blackfacesheep | 2010-08-19 14:57 | British Landscapes