2011年2月27日 IBMのキーボード
2011年 02月 27日
ここのところ愛用しているキーボード、IBMのKB-8920です。
IBMのキーボードと言えば、シュアな打鍵フィーリングのメカニカル・キーボードが有名ですが、これはごく普通のメンブレン・キーボードです。
それでも名品といわれたIBM5576系キーボードの末裔ですから、しっかりと鉄板で補強された重量級ですし、キーの強度もたっぷりあってタイピングをしたときにもブレは少なく、きょうびのやわなキーボードとは一線を画する打鍵フィーリングです。
某巨大オークションで手に入れましたが、落札価格は500円と新品のキーボードを買うよりはるかに安く、運賃のほうが高いぐらいでした。^^;
キーボードの打鍵フィーリングにこだわりのある方って、結構多いようですね。
私も打ちにくいキーボードだとPCを触る気が起きません・・・カメラのシャッター・フィーリング同様、感性の問題なんでしょうね。
私が初めて使ったキーボードは英文タイプライターでした。
大学は外国語学部英米科に入学したため、毎週コンスタントに英作文の宿題を出されるので、それを仕上げるためにOlivetti Valentineというタイプライターを買いました。
このヴァレンタイン、通称「赤バケツ」と呼ばれたモダンでかっこよいデザインでしたが、打鍵フィーリングはあまりよくなく、長時間打鍵するのは少々苦痛でした。
卒論を仕上げるときにさすがにしんどくなり、卒業する先輩から上級バージョンのOlivetti Lettera 32を安く譲ってもらいましたが、これはValentineとは大違いのスムーズなフィーリング、目からうろこが1ダースぐらい落ちました。
その後、PCに触れるようになり、いろんなキーボードを使ってきましたが、やはり一番のお気に入りはIBMのキーボードですね。
少々打鍵音がうるさいというデメリットはありますが、ストロークが深くてキーの安定性が素晴らしい・・・長時間入力してもあまり疲れない優秀なキーボードが多かったように思います。
また、ノートPCのキーボードもIBMは優秀だと思います。
サラリーマン時代の後半は外に出ることが多かったので、IBM Thinkpad Xシリーズを使っていましたが、浅いストロークにもかかわらずシュアなタッチが気持ちの良いキーボードでした。
ここに写っているR60eはLenovoに買収されてしまった後のモデルですが、伝統的なIBMキーボードのタッチは生きているように思います。
IBM Thinkpadシリーズのポインティング・デバイスは、昔からこの赤いトラック・ポイントが標準です。
パッド式のポインティング・デバイスに比べて、指をホームポジションから動かすことなく操作できるので大好きです。
特に冬の静電気をためやすい季節でも、パッド式のように誤動作することがなく、ストレスがたまらないのが良いですね~♪
IBM、今はPC業界から撤退してしまい、キーボードやポインティング・デバイスにこだわりがある人間にとってはちょっと寂しいですね。
愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Ricoh GX200