2011年4月3日 味わい深き旧3級品煙草
2011年 04月 03日
昨年の10月の煙草の値上げの際に買いだめしたハイライト・メンソールの在庫が底を突きました。
このハイライト・メンソール、昨年の10月までは一箱20本入りで290円だったのに、今は410円となっています。
これを機会に禁煙・・・するはずもなく、より懐に優しい安煙草を試飲してみました。^^;
まずこちらは、「エコー(Echo) 」、20本入りで240円というリーズナブルなお値段で、タール14mg/ニコチン1mgとなっています。
こちらは「わかば」です。エコー同様20本入りですが、ロングサイズとなっているため、お値段は10円アップして250円です。
またその成分は、タール19mg/ニコチン1.4mgと言う強い煙草となっています。
この美しいアール・ヌーボー風のデザインのパッケージは「ゴールデン・バット(Golden Bat)」ですね。
100年以上前の1906年(明治39年)に発売されて以来、日本を代表する安煙草として親しまれ、芥川龍之介や太宰治、中原中也などの破滅型文士に愛用された煙草です。
フィルターのない両切りですので20本で200円と安く、またタール18mg/ニコチン1.2mgと、「わかば」より軽いです。
この三種類の煙草、かつては「旧三級品」と呼ばれ、税制面で優遇されていて一般の煙草よりも安い値段設定になっています。
左からゴールデン・バット、エコー、わかばと並べてみましたが、やはり両切りのゴールデン・バットは良い雰囲気ですね~♪
同じ旧三級品と言っても吸い比べてみるとかなり味わいは異なります。
わかばはやたらと辛いです、激辛食品は大好きですが煙草で辛すぎるのは苦手です・・・
エコーはわかばに比べるとかなり甘口で、ほのかにバニラ系の香りも漂ってなかなか良いかも、って感じです。
でも、100年前からのベストセラー、ゴールデン・バットの重厚な中にも甘みを感じさせる味わいが、私は一番好みでした。
とは言うものの・・・
旧三級品は高級煙草のような徹底した品質管理はされておらず、そのときのブレンドによって味が変わることも多いと聞いていますので、あまりあてにならない評価かもしれませんが。^^;
愛知県みよし市三好ヶ丘にて
Pentax K-5
Tamron SP AF 90mm/F2.8 Macro (Model 272E)