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Black Face Sheep's Photolog

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#1です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


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2012年12月27日 機動性優先小型軽量撮影機材

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12月も末となり、毎日寒い日が続き、つい外出が億劫になって室内写真が増える時期になってきました。^^;
でも、たまには寒い冬空の下に出かけて撮影もしたくなります・・・そんな時はしっかりとした防寒対策が必須なんであります。

最近は軽量で暖かなハイテク素材も多くなりましたが、古臭いものを偏愛する私は、いまだに英国産羊毛製品を愛用しております。
寒冷なスコットランドの特産品であるハリス・ツィード・ハットとバブアーのマフラーは、冬の撮影には手放せないアクセサリーですね。

この季節の撮影機材、画像至上主義重厚長大仕様と機動性優先小型軽量仕様と二通りあります。
前者でいく時は、「重い・でかい・荒々しい」の三重苦カメラ「ばけぺん」を持ち出します・・・夏はしんどいですが、冬はその重さが身体を温めてくれるのでありがたいぐらいです♪

後者の場合は、この小さめのカメラバッグを持ち歩くことが多いです。
このカメラ・バッグ、英国のビリンガム社製ハドリーの小型タイプで、本来はレンジファインダーのM型ライカ用のバッグですね。

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私はこのハドリーに、これまた古臭い二眼レフのローライフレックスを入れて持ち歩くことが多いです。
古いカメラは露出計は付いていませんから、手前に写っているような露出計が必要です・・・これは入射光式露出計の定番、スタデラことセコニック製のスタジオ・デラックスですね。

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私のローライフレックスは、1954年製の"Rolleiflex Automat MX"というモデルです。
ローライフレックス、1929年に販売が始まり、2012年現在、いまだに新品が購入できると言う、異例に長寿命のカメラシリーズです。
もし2029年までカタログに載り続けていたら、生誕100周年モデルなんて出るんでしょうか・・・さすがにそれは無理か。^^;

上のレンズは構図決定用のビュー・レンズで、下のレンズが撮影用のテイク・レンズです・・・この時代はまだマルチ・コーティングではなく、菫色の単層コーティングですね。
テイク・レンズは"Zeiss-Opton Tessar 75mm/F3.5"、つまり第二次大戦後、西側のオーバーコッヘンで再起したツァイス製であります。
東側陣営に残ったCarl Zeiss Jena製のレンズに比べると、地味な印象のオプトン・テッサーですが、なかなか良いレンズだと思います。
開放F値を無理していないので、絞開放からとてもシャープでキレの良い描写をしてくれます。

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このローライフレックス、二眼レフカメラの中でもダントツの人気を誇るカメラですが、その理由のまず第一が使いやすさでしょうね。
絞のF値とシャッタースピードは、上の写真のレンズの間に挟まれた二つのダイヤルを回して設定します。
そして、ローライフレックス・シリーズは、その絞値とシャッタースピードが、ビューレンズの上に付いた窓から確認できるんであります。
これはとても使いやすい工夫で、多くの亜流を生み出しました・・・ヤシカマットはデッド・コピーに近いですね。^^;

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またもう一つの使いやすさが、このフィルムのオートマット装填です。
中判用の120フィルムって、パトローネ式の135判と違って面倒くさいんですよね・・・古くは赤窓式、新しいものでもスタートマーク式が普通です。
でも、ローライフレックスは完全にオートマチックです・・・フィルムをボディ下部に装填し、フィルムの端をご覧のようにオートマット用ローラーの下をくぐらせて、テイクスプールに巻き取らせます。

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後は裏蓋を閉じて、クランクを立ち上げてくるくると巻き上げていくだけ・・・
ご覧のようにカウンターに「1」という数字が出ると、そこで巻き止まります・・・1枚目の撮影準備がこれで整った、と言う事ですね。
中判としては限りなく135判に近く、電子シャッター採用のモダンなばけぺんでさえスタートマーク式であることを考えると、このオートマット方式を1937年からずっと採用しているローライの物凄さがよくわかります。

また、1枚目撮影後、フィルム給装はこのクランクハンドルを回すことで行いますが、シャッターコッキングが凄い発想で設計されています。
クランクを収納場所に戻す際に反転動作させますが、その逆転の動きを利用してシャッターコッキングも済ませてしまうと言う、実に抜け目のない構造になってます。
この使いやすさのせいで持ち出す頻度も極めて多く、今年の春先に英国イーストアングリアからやってきて以来、もうすでにフィルム写真ブログでは150エントリ以上の撮影をこなしてくれました。

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このローライフレックス、小型軽量なので、ビリンガム・ハドリー(S)に入れてもまだ余裕があります。
なので、やはり小型軽量なマイクロ・フォーサーズのシステムをお供に持っていくとことが多いですね。
小さなバッグなんですが、Olympus Pen Mini E-PM1本体と、9-18mmの超広角ズーム、14-150mmの便利ズーム、そして20mm/F1.7の明るい単焦点やEVFまで、全部無理なく収納してくれるんであります。^^v
中判カメラ、そして135判換算で18mm~300mmの焦点距離のレンズがこのバッグに収まってしまうので、機動性優先撮影には助かります♪

さて音楽コラボですが・・・このRolleiflex Automat MXが製造されたのは1954年(昭和29年)、ビキニで水爆実験が行われた年ですね。
その水爆実験で目覚めたのはゴジラ・・・はい、本日の音楽コラボは1954年11月に公開された東宝映画「ゴジラ」のメインテーマです。(って、もうなんでもアリだなあ。^^;)



さすがの私も1954年にはまだ生れておりませんので、この映画を見たのはTVでの映画劇場での再放送だったと思います。
でも、始めてこのゴジラ第一作目を見たとき、その本格的なストーリーと音楽には、頭をガツンと殴られたぐらいのショックを受けました。

あの当時・・・つまり私が小学生のころは、いわゆる怪獣モノが大流行した時代でした。
ウルトラQはなかなかシリアスなドラマ仕立てで、音楽もかっこよかったんですが、ウルトラマンになるともういけません・・・
ストーリーも音楽もいかにも「お子ちゃま向け」と言うのがミエミエでした・・・あ、私、マセたいやなガキだったんです。^^;

とまれ、ゴジラ第1作目は、オトナをターゲットとした映画だったのでありました。
映画音楽も、クラシックの作曲家でもあった伊福部昭さんに依頼したため、ゴジラ第1作目の音楽は非常に緊張感があってかっこいいんですね♪
オスティナート的にに繰り返される「ド・シ・ラ、ド・シ・ラ・・・」というあの変拍子のテーマ、何回も聴いていると、「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラが出てきたぞ」と聞こえてくるからおもしろいです。^^v

また、哨戒艇シーンで使われたフリゲートマーチもめっちゃかっこよいです。
これ、伊福部昭さんが1943年に日本帝国海軍のために書いた古典風軍楽「吉志舞」 が元になっているんだそうで、今でも自衛隊の出動シーンなどでは使用されるケースが多いですね。
う~む、伊福部節で幼かりし日の興奮が蘇ってくるんであります♪

愛知県みよし市にて
Pentax K-5
Pentax FA31mm/F1.8 AL Limited
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by blackfacesheep | 2012-12-27 17:00 | Hardware