2014年12月11日 しのびよる影の季節
2014年 12月 11日
師走の街を照らす光と、そこから生み出される影がフォトジェニックなので、つい「撮らされて」しまいました。^^;
こういう都市スナップ、標準画角のレンズは使いやすいですね。
特に、Ai Nikkor 55mm/F1.2のように開放絞りが明るいレンズだと、絞の変化だけでさまざまな光と影を捕まえられます。
1枚目はF1.2の絞開放、PLフィルターで減光です。
これだけ被写体から離れても背景は大ボケしてくれるあたりが、大口径標準レンズの妙味です・・・望遠レンズとは違う画角です。
2枚目はF11まで絞って、カリ~ンと音がしそうなシャープな太陽の光芒を出してみました。
これ、通常絞を採用していたオールドレンズならではの芸当ですね。
きょうびの円形絞りのレンズ、ボケはカクカクせずに綺麗ですが、これ、実は光芒描写では不利です・・・寝ぼけた形の光芒しか出ません。
Nikonの昔のレンズは7~9枚絞が多く、その倍数の14~18本のシャープな光芒が出ます・・・他社の偶数枚数の絞より楽しいです。^^v
私の所有しているレンズの中で最もシャープで美しい光芒を産み出すのは、超広角なAi AF Nikkor 20mm f/2.8Dですね♪
3枚目は再びF1.2の絞開放です。
これ、絞っても面白そうだったんですが、左端をあえてぼかすことで、おぼろな雰囲気にしてみました。
4枚目は近接なので、F5.6まで絞ってシャープネスを確保ししました。
こういうシーンを絞を開けて撮るのも面白いのでトライしてみましたが、やはりある程度絞らないと自分の欲しいイメージになりませんでした。
5枚目はペデストリアンデッキのハンドレールに落ちる影を、絞開放で撮ってみました。
背景がゆる~く溶けてしまい、ハンドレールが浮かび上がるのが、F1.2ならではの味わいですね♪
6枚目はF8、このレンズが一番キレる絞で初冬らしい厳しい表情の光と影を撮ってみました。
拡大してみると、F8でも被写界深度がまだ浅く、手前の電線はややボケておりました・・・135判って、中判に近いところがあります。
このレンズ、CPUを搭載していない昔のMFレンズですが、D610の設定次第ではEXIFが残ります。
D610側の設定で、「レンズ情報手動設定でレンズの焦点距離、開放絞り値の設定」をやっておけば、EXIFが残るので便利なんであります♪
愛知県豊田市にて
Nikon D610
Ai Nikkor 55mm/F1.2 with CPL Filter
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