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Black Face Sheep's Photolog

黒顔羊のデジタルフォトギャラリー#1です。光蜥蜴(ヒカリトカゲ=光と影)や錆びたもの・滅びゆくものが大好きです。 自分の魂の目に感光したものは何でも撮ります。


by blackfacesheep

2008年7月1日 英国旅行10日目 Wilton, Shaftesbury, Marnhull, Sterminster Newton

英国旅行も10日目に入りました。6月8日に撮影した写真のパート1をご紹介します。
この日はウィルトシャーを抜けてドーセットに入りました。ドーセットは英国でも一番老人比率の高いカウンティだそうです。

それぞれの地名をクリックすると、私のウェブサイトのそれぞれのページにリンクします。

Wilton
ウィルトンは、ソールズベリーの西にある歴史の古い町です。この写真は、ウィルトンの代表的ランドマーク、セント・メアリー・アンド・セント・ニコラス教会のポーチでたたずむ女性のスナップです。日曜日の朝、ミサに訪れてドアが開くのを待っているのでしょう。
この教会、英国国教会の建物とは思えないほど、ロマネスクでビザンチンっぽい教会でした。ポーチのアーチのジグザグ模様にもそれが現れています。
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Shaftesbury

ドーセットに入ってすぐの町、シャフツベリーの町で撮った日時計です。シャフツベリー大修道院の廃墟にありましたが、西暦888年にアルフレッド大王によってその基礎を築かれた大修道院だけあって日時計の置かれている石も相当歴史が古そうでした。
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Marnhull
シャフツベリーの南にあるマーンハルの村の教会のステンドグラスです。
19世紀の中ごろから末にかけて、ヴィクトリア朝の時代にはゴシック・リバイバルの流行に乗って、多くの教会が改修され、それに伴ってゴシック的なステンドグラスウィンドウもたくさん作られました。このウィンドウもその典型的なものです。絵柄はワンパターン、色使いもワンパターンですが、それでもウィンドウの下部の飾りは美しいものでした。
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Sturminster Newton

スターミンスター・ニュートンのセント・メアリー教会にあるハリー・クラーク(Harry Clarke)がデザインしたウィンドウ、St Elisabeth of Hungaryです。ハリー・クラークはダブリン生まれのステンド・グラス・デザイナー、イラストレーターで、アイルランドのアーツ・アンド・クラフツ運動に大きな影響を与えました。アイルランド人でカトリック教徒のクラークは、ほとんど英国国教会のステンド・グラスのデザインをしなかったようですが、ここのウィンドウは数少ない例外のようです。
世紀末芸術家のオーブリー・ビアズリーの影響もあって、グロテスクな作品の多いハリー・クラークですが、これはとても綺麗なウィンドウでした。
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Pentax K200D
by blackfacesheep | 2008-07-01 21:37 | British Landscapes